西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “十二月の黄色い蝶々”

十二月も四日を過ぎ、

日に日に町中の景色があわただしく見えはじめております。

先月とは変わらない風景であると思いますが、

“十二月”

という言葉の響きが

そのように見せてしまうのでしょうか。

確かに

やり残して年を越すことも気分的にすぐれないときもありますが、

明日は明日の風が吹き、

また日がのぼります。

やり終える、やり残すというより、

その現実を

自分なりに受けとめることができる心の広さが

大事かもしれません。

旧暦でいくなら大晦日はまだまだ先、

いまの暦に生きる私であっても、

心の持ち方だけは

そんな遊びの部分を持っていたいと思う、

五十路のこの頃です。

さて、

NHK大河ドラマ、

いよいよ年が変われば、

この遠州地方が舞台となります。

おんな城主直虎…男の名で家督を継ぎ、

戦国時代から徳川の時代を生きぬいた姫が主人公、

地元浜松市では、

あちらこちらで

所縁ある場所でのぼり旗が風に揺れております。

そのひとつのイベントである広域スタンプラリー、

20あるポイントの一ヶ所として、

ここ磐田市西光寺も依頼がとどいております。

直虎、井伊家と関わりを持つことになる徳川家康公にまつわる寺院として、

主催者さまより名前があがったようです。

実際にはまだ動きだしてはおりませんが、

最終的に実現したなら、

観光行政の担い手としてお力添えできる

とてもありがたいご縁であると思っております。

本年の大河ドラマも佳境に入り、

大阪城の最後が近づいてまいりました。

そのバトンを受けて、

主役は遠州へ。

どんな一年となりますことか、

そんな期待を抱かせる今年の師走、

私的の十二月を迎えております。

さて、

それにいたしましても師走のイメージを忘れさせるほど、

今年も気温は高めです。

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裏庭の紅い色もいまが見頃、

秋と冬の狭間で紅葉が揺れております。

紅い季節を過ぎて木々の枝の風景に変わる頃、

一気に寒さが訪れ、

正真正銘の冬風がふきはじめます。

この風と気温の差に体調を崩されませんように、

みなさまお気をつけ下さいませ。

ここ一ヶ月の参拝者…

県外の人たちにもご縁を結んでいただいて、

ありがたく思います。

参拝いただきましたみなさま、

ありがとうございます。

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十二月…今日の裏庭、

紅葉のなかを黄色い蝶々が精いっぱい舞っておりました、

小さくとも一生懸命に生きております、

与えられた命をどう生きるか…

大切なものをまたひとつ、

蝶々から学ばせていただきました…和尚のひとりごとでした。

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