和尚のひとりごと “私が生きてるってなんだろう”
ここ数年で変わったこと、
私自身に変化があったことといえば、
自分のために時間を使う楽しさ、
喜び、
それがあるべき姿だということに気がついたことです。
からだを絞りはじめると同時に、
いままでの生き方を見直したとき、
いかに自分の時間を過ごしていないかということでした。
家族と呼ぶ人たちに気を遣い、
昼、夜出かけることも少なく、
たとえ出かけたとしても早く帰る。
そんな家にいる生活に疑問を持ち始め、
自分の楽しみってなんなんだ?
と思い始めたのがきっかけとなり、
子育ても一段落として、
これからは
もっと自分のために時間を費やしていこうと悟りました。
いつも同じ顔ぶれのなかでは変われません、
もっとひとつでもふたつでも
成長させて下さる出会いやつながりが、
周りの世界に出かけることによって知るだろう、
それが人としての本来の生き方なんだと、
そのように生きていこうと心が定まりました。
この時間からは私の時間、
今日やりたいこと行きたいところがあれば、
別のお誘いがあっても断り、
どんどん行動に移し、
たとえ遠くでも足をのばしてみる。
いまは、
これがあるべき私の姿であると感じる日々です。
たしかに最近は、
出かけることが多くなりました。
車を走らせ遠方へ。
美味しいお店があればひとりで食べに行く。
そこには昔の私はいません、
家族と呼ぶ人たちのことも頭にはありません。
それぞれが、
それぞれの時間でどう生きるか自由なんです。
だから、
そんな生き方を否定したり、
感情のまま怒り意見をぶつけるなどあってはならないことです。
その人の時間を左右して束縛したり、
強制したり、
また強要することなど一方的な関わりからは、
なにも生み出さなくて、
ただ自分の生きてきた通りのコピーを作りあげてるようなものです。
もっと寛容で豊かな人間関係があるはずです、
相互的な人たちとの豊かな人間関係、
そう思うだけで心もウキウキになります。
でも、
すべての方がこのように生きてみることは難しいかもしれませんし、
またご批判もあるかもしれません。
ただ、
『自分が生きてるってなんだろう』
…そんなことを考えていただけるきっかけになれば、
それもまたこの投げかけがお役に立てたということ、
私自身、みなさまへ感謝しなければなりません。
どうですか、
そろそろ子育て、
家庭のしがらみを離れて、
自分自身が主人公である人生を生きてみるのも悪くはありません。
このブログをお読みのあなた、
そんな年代に“さしかかっておられませんか?”
今日もまた一日、
歳をとり時間が過ぎていきますよ。
いつだろうな…私の時間が…これっていつか止まるんだよね。
さてさて昨日の帰り道、
雲にかかる虹に出会えて、これは奇瑞だと思った私です。
七色に変化、いろんな私がいてもいいでしょう…和尚のひとりごとでした。
コメント
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悩んでいても前には進みません。
そこには、
悩んでいる理由や原因ばかりをさがしている
自分自身がいるだけだから。そんな心のままでは
前の道を歩んでいこうと思う力も
行動も生まれてきません。
だから、『やろう!』
と思ったときはやればいいんです。
『出かけよう』
と思えば出かけてもいいんです。
というより出かけるべきです。その行動力がまたいいものを導いてくれますよ。
新しいことをはじめると
澱んでいた心のわだかまりを一掃させて、
新たな時間が始まります。自分ではできない、
やらない理由を考えることをしばらくやめて、
いま冒険してみるタイミングですよ。行っちゃいましょう、
心が求める場所にね。
こんばんは
いろんな私がいてもいいでしょうの下り、私もこれからは、自分の自由時間を沢山作りたいと思っています。
9月から親族の旅立ちに戸惑い、テンション下がり気味でしたが、来週から御府内88箇所参り開始です。
いろんなお寺のご住職さまに御朱印頂き感極まる思いです。古都