西光寺のブログ

八月のお盆月を迎え九日目、

一日より昨日まで

西光寺とご縁がありますお家に伺い、

ご先祖さまのご供養をさせていただきました。

残すところ数軒となり、

例年通りお盆の入りまでにすべてのお家をまわれそうです。

曇りがつづいた七月後半の梅雨明けから一気に夏模様となり、

炎天下、酷暑のなか自動車、自転車、徒歩でまわっております。

一年に一度、

たくさんのみなさまとお目にかかり、

いろいろとお話をさせていただく大切なお盆の日々、

暑いというより楽しさのほうが勝っております。

一年、一年、ご家族にもいろいろな変化があり、

時が進むとは、

「楽しさも悲しさも、辛さも大変さも」

はこんでくるものだと感じております。

今日会えた幸せが明日もまたと思っても、

紙一重の悲しみがそこまで来ていることもあります。

そんな心揺れるなかを人は生きているのでしょう。

さて、

暦では昨日、立秋を迎えました。

すでに季節は秋となり、

この暑さも残暑お見舞いということですね。

まだまだ蝉の声も元気で、空模様も入道雲に青空。

気持ちは夏の季節真っ盛りというところでしょうか。

そんな暑いなか、

今日はお墓をお持ちのみなさまが

境内の掃除にお集まりになりました。

年に一回、

この八月におこなっております。

それぞれのできることをできるところから始める、

さすがだと思います。

安心しておまかせができるみなさまです。

まさしく修行ですね、

仏さまの周りを清浄にする行のひとつを実践されております。

掃除をしながらの会話も楽しみ、

笑顔あふれる二時間ほどでした。

このようにみなさまのお力に支えられて私自身の存在もあります。

つねに感謝しなければいけない、

私ができるお返しをご供養でと、

つねに思っております。

どんなときでも人は人に支えられて生きていく、

人っていいなと思います。

各企業、

そろそろお盆休みもはじまりました。

人々の大移動もはじまります。

故郷、旅先、近くの人、遠くの人、人と人とのありがたさを感じながら、

お気をつけてお出かけ下さい。

そしてご予定を終えたら、

あなたの必要とされる場所に無事にお帰り下さい。

私の方は、

ここがその場所、

お盆が過ぎるまで励むようにいたしましょう…和尚のひとりごとでした。