和尚のひとりごと ”♪いわた~見付の西光寺 恋に疲れた女がひとり♪”
♪京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり…こんな歌が昔、流行ました。
その影響で京都大原の里をはじめ、
古き良き雰囲気が残っております
京都市内のスポットを訪れる女性が増えたといわれております。
心に傷を、失恋で落ちこんだ自分自身を癒やしに、
そしてまた人生を歩いていける心のきっかけに出会いたくて、
みなさん一人の旅をされたのでしょう。
私も大原の里へは数回訪れておりますが、
昔ながらの原風景がひろがり、
ホッと気持ちが安らぐ雰囲気をかもし出しております。
ただ、残念なことは観光のみなさまであふれかえっていること。
人混みのなかを歩かなければならない季節もあります。
かえってそのような季節を避けて、
人が少ない時期をえらぶことがお勧めです。
私もその一人、
二十代の頃、
冬の京都を数日間の一人旅、
たくさんのお寺さまの景色にめぐり会ってきました。
そんな京都のお寺さまにもいろいろな役割があっていいと思います。
賑やかな門前のお店を楽しみながら歩くこともいいもの。
参拝の方が少なく、
静かに佇んでいるお寺さまの参道を歩くもよし。
心が清められ自分自身を見つめ直し、
自分の心さがしになるのであれば、
自分自身の好みでまわってみることは大切です。
まわりに昔の原風景はありませんが、
ここ西光寺もそのようなお寺でありたいな、
なりたいなと思っております。
町、住宅地の雰囲気は変えられませんが、
訪れて下さるみなさまが静かに、
心を整え合掌できる場所になればいいなと思って、
そしてその足らない原風景をおぎなう意味で、
私がおりますときはお声かけとお話のお接待でと思っているんです。
つねにお目にかかれるわけではありませんが、
お茶とお茶菓子代わり、
和尚であって和尚に見えない、
和尚だけど和尚らしくない服装、
和尚であって庶民の空気が漂う、
そんな感想、大いに結構。
私のブログを読んでいただいておりますあなた、
あなたを待っておりますよ、
一度お目にかかりましょう、お約束ですよ。
さて、この時期は境内の小さな小さな紫陽花が、
山門を高貴な紫色に染め、
訪れるみなさまを出迎えてくれております。
♪いわた~見付の西光寺 恋に疲れた女がひとり♪…和尚のひとりごとでした。
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