西光寺のブログ

今年も残すところ,

あと数日で終わりますね。

気候も冬らしくなって

寒さが広がっております。

でも、

雪が降らないだけは、

暖かさに恵まれて、

太平洋のおかげなのかもしれません。

西へ向かえば愛知県から雪景色、

東へと向かえば御殿場市から雪景色。

北へ向かうと

山々も白くはじまりのお化粧をして、

遠くこれからの銀世界を描いていくことでしょう。

南の海には、

きらめきの波が浮かび、

暖かさを乗せた雄大なうねりが浜辺を目指して、

ちいさな波音を響かせている…

砂の落ちつきです。

さて、

今年も例年通り、

深夜の時間、

波音の静かさにかさねながら

除夜の鐘を響かせたいと思いますが、

今年もまた、

除夜の鐘が騒音だという苦情のため、

時間を昼間に変更されます

お寺さんもあるようです。

こころに響くあの音色は、

日本人の故郷、

行く年来る年に染まりながら過ごす

風情のある音階なのですが、

その音符自体を雑音の如く

苦情につながるこころの狭さに、

ちょっと淋しさを思う私です。

少年時代の大晦日には、

毎年、

除夜の鐘を響かせにでかけていた

私ですので、

それから数十年経ったとはいえ、

そして、

場所が変わったとはいえ、

やっぱり旧年中だけに限らず、

あの頃を思いださせてくれる…

情緒があると思います。

おかげさまで、

西光寺には、

いまのところ苦情は、ありませんし、

ふたたび、

縁結びのパワースポットで年越しをしたいと

思ってくださる

大勢のひとたちがお集まりになることでしょう。

初詣は、西光寺。

そこから周辺のお宮さまへと足をはこばれる…

その背中には、

縁結びのパワーがあとおしをして、

来たる令和七年がいい年を導く

きっかけを生んでくれたなら

ありがたいですね。

みなさまも、

ご自身のお勧めの場所で…

背中をおしてもらいませんか、

寒いかもしれませんが、

通りすぎる冷たい風が意外と、

あなたにとっては、

幸運のキューピットかもしれませんよ。

つまり、

一年の計も、

行動しなさいということです。

みなさま、

よいお年をお迎えくださいませ。

忘れられた頃、

したためにまいりました、

そう、帰ってまいりました、

ひとりごとでございました…和尚のひとりごとでした。