西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “秋の季節に身を置きながら”

三連休の最終日、

月曜日の時間が過ぎていきます。

お天気は上々、

風も清かへと本堂に吹いております。

この青空のように

澄んだ心で過ごせたなら心にもよどみなく、

素直な私になれそうです。

きっと、

遠くからおなじ空を眺めて、

いい時間を

過ごされているひとたちがたくさんおられて、

笑顔の魔法をひろげながら

まわりのひとたちを幸せにしているのかなと、

そんなことを思ってしまう

秋の心地よさです。

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境内では、

近所の白猫が気持ちよさそうにしていて、

お寺を訪れるひとたちを…

出迎えてくれています。

足元に響く鳴き声にやさしさは染まり、

おだやかすぎる秒針が一日の現在過去未来を刻み、

ゆるやかな

連休の最終日を飾っております。

もう少しすると

夕焼けはオレンジ色に輝き、

西の空いっぱいに

大きな作品を描いていくことでしょう。

帳はおりて、

暗闇につつまれる頃、

ひとびとは…

眠る時間を迎えますが、

この三日間の出来事をふりかえりながら、

まだ見ぬ街がまたひとつ見た街となり、

旅のお土産は、

心にしまったアルバムだと、

いつもの暮らしに帰りながら

ひとは生きていくのでしょう。

豊かな感性は、

いろいろな情景とシナリオを贈り、

無くさない限り

楽しく生きて行ける私になれるんですよね。

ついついどこかに置き忘れたり、

大人の階段をのぼりながら落としてしまったり。

感性は、

やっぱり大切で、

時には、

真面目すぎる私から…

ひとりでウキウキできる心模様を贈ってくれるから、

あなたも、

もしももしも

感性を無くしてしまったなら、

生きてきた道のりをふりかえりながら、

感性を持ちあわせていた

あの頃までさかのぼり、

拾いに行くことにいたしましょうかね。

たまには、

一+一は二…に、

そうじゃないよと言える

私がいたっていいじゃない。

だれも、

私とあなたの感性を邪魔することはできない、

もう無くさないよ、

その大切さにあなたが気づいたなら、

明日がもっと

美しく見えるようになるからね。

遅くはありません、

まずは、

秋の季節に身を置きながら

心を澄ませてみようよ。

いろいろな発見があるからね、

北風が訪れるその前に。

ただし、

あくまでも私個人的な感覚ですがね、

でも、

これがいつもの私です、

ひとりで感性を楽しみながらね…和尚のひとりごとでした。

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