和尚のひとりごと “美しい星座を駆けめぐりながら”
初春月も
折りかえしの十五日目を迎えております。
今年もよい年になりますようにと
神仏に願い、
なつかしい
ひとたちの集まりに
笑顔の花が咲きほこった
ひとときの時間も、
いまでは、
遠くの記憶になってまいります。
能登半島を震源にしました
北陸地方の様子は、
まだまだ大きな変化はなく、
亡くなったひとびとの数だけが…
確定してまいります。
突然、
命を奪われてしまった
おひとりおひとりに
人生の歴史と思い出がたくさんあり、
これから
まだまだ積み重ねていく時間に、
いろいろな出来事が…
幸せをはこんだことでしょう。
お寺さまも同じ。
たくさんのお寺さまが倒壊から半壊、
見るに耐えられない
その下には、
雪化粧されましたがれきのなか、
ご本尊さまが埋まって、
目の前にお姿が見えなくても、
いまこの瞬間も信仰の中心として、
復興を誓うひとびとを
見守って下さっていることでしょう。
復興の道は、
険しいかもしれませんが、
生死の狭間にありながら
生かされましたみなさまが…
何年かかろうとも、
日本人の強さを
世界中に知らしめて下さることでしょう。
あらためまして、
お亡くなりになりました
みなさまに哀悼の誠を、
被災され
故郷を離れることを余儀なくされました
みなさま、
地元に残られて
不自由のなか
日々の生活を続けておられます
たくさんのみなさまに、
心からお見舞いを申しあげます。
さて、
二年前より計画を進め、
昨年には、
既存墓地の一画に完成いたしました
樹木葬墓地。
正式な手続きと行政の認可の元、
仮予約も順調に経過し、
残すところ…
もうひとアピール。
第二期も視野に見えてくるような
評判豊かで
選ばれる西光寺でありますようにと、
私の思いは馳せております、
冬の空に輝く
美しい星座を駆けめぐりながら…和尚のひとりごとでした。
コメント
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たしかにご葬儀も多様性の時代、
みよこさん、
きっと、
そのときになったら答が見えますよ。和尚
時代に合わせた
樹木葬に
お葬式も家族葬になり
私が死んだ時は
どんな葬式やら?