西光寺のブログ

九月も秋のお彼岸にはいり、

お墓参りのみなさまも

増えてまいりました。

お天気が気になるところですが、

お彼岸がはこぶ秋の装いで、

この町内も美しい秋の彩りと出会えるでしょう。

さて、

ここ見付の町では、

いよいよ

明日が見付天神裸祭の本番を迎えます。

新型コロナウイルスによる感染拡大は、

神事を自粛させて、

ここ数年は、

威勢のいい声も消えて、

とても静かなものとなりました。

でも

今年からようやく、

いつものようにお祭りも執りおこなわれ、

明日の夜には、

各町内から繰りだしてこられた

裸の男たちによる練りが

旧東海道見付宿を東に西にと

かけ声が響きわたることでしょう。

このお祭りには、

毎回、

練りの男たちが

お寺の境内にはいることを許可し、

地元の文化伝統に

協力させていただいております。

本来、

神道ではない

仏教の聖域に神さまに仕える

氏子たちがはいることは、

あまりありませんが、

これもまちづくりの一端を担うことと、

受けいれることにしております。

まあ、

氏子とは言え、

根っからの神道のみなさまばかりでは…

ありませんので、

その大多数のみなさまは、

最後は、

仏さまによって救われ

極楽へと旅立たれる方がほとんど。

見付の町に

住んでいるというご縁で氏子となり、

神事にも参加。

年々参加される人数にも変化があり、

そのひとつが子どもたちの少なさ。

そして、

お祭りをささえる

若い世代の減少。

何百年と

受け継がれてきましたなかには、

時代時代の困難を乗りこえて

いまがありますから、

今日、

明日、

抱えるであろう課題も、

時代にあわせて変化をつづけるものと

予想しております。

女性は、

参加ができないお祭り。

男だけの塊は、

明日の夜空を背景にして、

暗闇のなかを

我がもの顔で通りを進んでいくことでしょう。

女性も裸でとは…

いきませんからね。

それはそれで改善、

いまの時代、

女性でも参加ができる内容に、

神事を離れた

どこかの時間に楽しめるようなものに

変わってもらいたいものです。

でも、

この見付天神さんのお祭りは、

女性の神さまのお祭り、

氏子さまの女性が参加されると

ヤキモチを焼かれますので参加は…

昔々から御法度。

個人的に思いますのは、

もう世の中は、

LGBTの時代ですから、

女性の神さまもそろそろ、

男、女と区切りをつくるのではなく、

多様性の時代を

受けいれるときが来たのではないでしょうかね。

夕方の空に虹が浮かんでおりました。

虹でさえ色とりどりに美しいもの、

お祭りの人たちにも

色々な色があってもよろしいと…

教えてくれたのですね。

さてさて、

明日の夜は、

息子のお嫁さんのご両親も

お祭りにあわせてお寺に来られます。

夕飯のお寿司の予約は、

磐田市内の名店にてバッチリです…和尚のひとりごとでした。