西光寺のブログ

今日は、

磐田市仏教会の一員として、

地元にあります

磐田市立

磐田北小学校の慰霊祭法要に参列してまいりました。

昭和２０年５月１９日、

太平洋戦争終盤の当時、

市内に空襲警報が発令され、

自宅避難のために集団下校されていた子どもたちを

爆弾が直撃、

子どもたち２８名、

引率の先生１名が尊い命を散らしました。

以来、

翌年より爆弾が直撃した日に慰霊祭が執り行われ、

今年で戦後７０年、

７１回忌の慰霊祭が厳粛ななか勤められました。

今日は、

学校に通う子どもたちが

ひとりひとり「花一輪」を持ちよりお供えになります。

いまでは、

磐田北小学校PTAが主催され、

「これからもずっとこの法要を続けてまいります」

とご挨拶されておりました。

長く続けるということは、

とても大変なことです。

いまを生きる子どもたちも、

命を散らされた先輩たちを学ぶ平和の授業を通じて、

ご冥福を祈るとともに、

生きてる喜びと命のありがたさを新たにする、

今日です。

私のお寺でお世話になっております、

あるお父さんも、

当時、

現場にいて被弾、

意識不明のなか奇跡的にこの世に生還、

そのようなお話を

お伺いしたことがあります。

このブログを読んでいただいてるみなさま、

今日も生きておられます。

ブログとご縁を結んでいただけた

その尊い命に心から感謝です。

７１回目の朝、

降り続く雨の音にお経がかさなり、

偲ぶ涙雨か、

ご供養された嬉し涙か、

空よりやむことなく続いておりました…和尚のひとりごとでした。