和尚のひとりごと “心がすっからかんのときこそチャンスです”
新しい七日間がはじまり、
見あげた空には、
大きな雲たちがゆっくりと流れて、
その狭間から
顔を覗かせるお日さまが、
ときおり
眩しい薄日をとどけてくれる
月曜日のはじまりです。
市内を車で走っておりますと、
まだまだ
桜の花も咲きほこり、
昨日までの雨にも耐えて清かに、
可憐に揺れる
その姿には、
見えない風のベールを感じてしまう
私の心です。
こんな気持ちの時は、
思いっきり背伸びをして、
あの空までとどけと、
両手をひろげてみたいものです。
ゆるりとした
この風景にひとびとは、
安らぎを思い、
季節のうつろいに
幸せな物語を語りはじめるのでしょうか。
そんな幸せの一粒を蒔いて、
この街中が幸せに…
つつまれていくなら素敵ですね。
行きかうひとたちもみんな笑顔で、
そのあとには、
また一輪の花の道が生まれる。
どんなに
せまくて細い路地であっても、
幸福の彩りに
足下が照らされているなら、
もっと、
もっと、
外に出かけたくなるのは、
必然的なんですよね。
心豊かなまちづくりとは、
そんな童心や
感性があってこそ描かれていく
設計図。
そんなの馬鹿げてると言われたって、
心が豊かなら、
どんな環境にもうれしくなって、
高い摩天楼や
大きな施設がなくても、
目の前に広がる田園の景色と、
単線の線路にも
自由を見つけることができると思います。
あなたもその住む街で、
誇りをひとつ
さがしてみませんか?
ひとりひとりが
お気にいりを見つけられたなら、
きっと、
ここを知らないだれかへ
教えたくなりますから。
そのとき、
あなたも立派な
まちづくりの仕事人となり、
心ひとつで満たされていく
うれしい感覚を得られると思いますよ。
心が…
すっからかんのときこそチャンスです、
さあ、
お気にいりをさがしに出かけましょう。
おっとその前に、
coffeeの香りを楽しみながら、
心の作戦タイムです。
わたしもここに来ますと硝子越しに、
『食べ頃の私を誘ってよおにいさん』
…と誘惑が多くて困るんです。
これも感性がなせる、
ありがたいわざなのです…和尚のひとりごとでした。
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