和尚のひとりごと “まもなく銀河鉄道999が到着いたします”
二月の青空がひろがっている
静岡県磐田市です。
少し風がありますが、
おだやかな時間が過ぎていく
今日一日になりそうな予感です。
さてさて、
わが家をご縁としましたネコも、
ふりかえりますと色々いたものです。
最初からしばらくは、
ペットショップで買っての…
ネコたちがつづきました。
名前もふりかえりますと、
『あみ』からはじまり、
『たま』、たまのこどもたち、
『くらら』とつづき、
お寺の境内に住みこんでおりました、
『はは』、『まつ』、『うめ』。
いきなり
裏口から忍びこんできました『ゆず』、
どこから来たのかわからない、
でもここから離れないという
ねばりで住みつきました『あずき』。
りちぎに夕飯を食べに来る『風天ののら』。
そして、
家のなかでは、
あずきとほどよい距離感で『まめ』。
わが家のねこに歴史ありです。
この先、
またお寺をご縁といたしました
ネコとのご縁、
未来が待っているのかは、
いまは…わかりませんが、
それもまた良縁としていきますかね。
お話しは変わりますが、
今日のネットニュースに
漫画家の松本零士先生がご逝去されましたと
報道されておりました。
松本零士先生と言えば、
みなさまご承知の通り、
銀河鉄道999、
宇宙戦艦ヤマトなど、
夢のある冒険物語を描かれ、
ひとつの時代をお作りになりました有名人です。
そんな松本先生との出会いは、
私が会員でありました、
当時は、
社団法人
磐田青年会議所副理事長
兼創立35周年記念事業
実行委員長をつとめていたころに
さかのぼります。
当時、
地元の子どもたちに夢をあたえ、
生きる力を育むことを目的とした
事業を私が立案したとき、
とてもお世話になり、
磐田市までお出かけいただいて
記念講演の講師としてもお力添えを賜った、
印象深い思いでです。
松本零士先生に連絡をさせていただき、
講師のお願いと事業の説明、
打ち合わせのために訪れました
ご自宅での時間も忘れることはできません。
玄関のドアにはめられました
SLの車輪をデザインされました硝子、
客間に飾られた
宇宙戦艦ヤマトの模型…。
なによりも
やさしい笑顔で話されます先生の印象が、
とても
和やかな時間をおつくりいただいて、
楽しくお話しができましたことは、
忘れることはないでしょう。
そのとき、
そっとしのばせ
持参いたしました色紙に
サインをとお願いし、
快く書いてくださいましたメーテルは、
二十数年経ったいまも
私の傍で美しく、
そのときの時間を語りかけながら微笑んでおります。
松本零士先生のご逝去の報に接し、
心からご冥福をお祈りいたします。
自宅を訪れたときのお話し…
当時、
先生がお話しされておりました。
「まだタイムマシーンは完成されていません。
もし、
完成しているなら
未来からだれかがこの時代を訪れているはずです」。
「いまは、
それがないからタイムマシーンは完成していない」と。
そして、
毎日のようにおこる凄惨な事件を嘆き、
「人の心には鬼が住み、
悪いことをおこしてしまう。
私は、
その鬼退治をしたいと思っています」…と。
いよいよ
無限の宇宙を旅するときがまいりました、
いまごろは、
駅のホームで
銀河鉄道999の到着を
待っておられるころでしょうか。
永遠の旅立ちをお迎えになられました
松本零士先生の旅の安全を
心からお祈りしております…和尚のひとりごとでした。
汽車は闇をぬけて光の海へ
夢がちらばる無限の宇宙さ
星の架け橋わたってゆこう
ひとは誰でもしあわせさがす
旅人のようなもの
希望の星にめぐりあうまで
歩きつづけるだろう
きっといつかは君も出会うさ
青い小鳥に
汽車は銀河をこえさいはてめざす
星は宇宙の停車駅なんだ
君を招くよ夢の軌道が
さすらい人のすんだ瞳に
生命が燃えているよ
心の歌をくちずさむよに
歩きつづけるだろう
泣いてるような星のかなたに
青い小鳥が
ひとは誰でもしあわせさがす
旅人のようなもの
希望の星にめぐりあうまで
歩きつづけるだろう
きっといつかは君も出会うさ
青い小鳥に
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