和尚のひとりごと ”飽きられるお寺より飽きのこないお寺”
週末の金曜日、
日中はよいお天気のようですが、
お昼をまわった頃より空の雲が暗くなってまいりました。
早朝の時間に聴いております
京都のラジオ番組のなかでも、
葵祭が始まります今日のお天気、
午後から下り坂のお天気とお伝えになっておりました。
その雲たちが東海地方までたどり着いたのでしょうか。
気温は高め、
少し動くと汗がにじみ出す金曜日です。
さて、
ご商売をされておりますみなさまにはおなじみの言葉、
「商い」
これはお客さまを相手に
売り上げ向上に努めておられます
みなさまの代名詞みたいなものですが、
寺院も一種の客商売。
もちろんそこには、
売り上げばかり先行するような心はありませんが、
いろいろな人をお相手にしなければならない職種と考えたなら、
大きな意味でくくれば同じように感じます。
本来の売り上げを目指すお仕事のみなさまは、
やはり商品や自社の勧めたいものを気に入って下さり、
いかに長く
継続的にお使いしていただけるかを目標にされていると思います。
そのためには、
「商い」が「飽きない」
でなければなりません。
この点では、寺院も同じ。
一度足をはこばれた方が、
もう一度お参りに訪れてみたいと思って下さる
お寺さまでなければなりません。
お墓をお持ちのみなさまが訪れるのはあたりまえ、
ご縁のないみなさまが訪れて、
ご縁を結ばれまた来て下さる、
そのようなお寺さまであるのが本来の姿ではないかなと思います。
~飽きられるお寺より飽きのこないお寺~
ご商売とはまた意味のとらえ方が違うとは思いますが、
私流の思いです。
週末の土曜日、日曜日、
ここで出会うみなさまが楽しみです…和尚のひとりごとでした。
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