和尚のひとりごと “今年もご縁の世界に生きる私たち”
令和五年正月。
新年あけましておめでとうございます。
本年も
みなさまにとりまして
幸多き
一年となりますよう
心からお祈りを申しあげます。
本年もみなさまにとりまして、
いい出来事が訪れ、
良縁が結ばれますように願っております。
そして、
またご参拝の機会がございましたなら、
ぜひ一度、
西光寺の仏さまとのご縁のはじまりを、
よろしくお願いいたします。
さて、
昨日の元旦の一日も
本堂に座って境内の様子を眺めておりました。
お天気にも恵まれて
青空がひろがる気持ちのいいスタートを
迎えることができました。
帰省されて、
またご家族が集まり、
ご縁あります
お墓へと来られますみなさま、
縁結びのお寺とは…
どんなところと訪れて下さるひとたちで、
出迎えたクスノキも
よろこんでいたことでしょう。
観光のお寺でなければ、
静かなお寺。
お墓に
ご縁がある方だけの足音が響くのが普通。
人数の多い少ないではなくて、
そのときどき、
訪れて下さる
ひとりのご縁をよろこびたい。
そして、
そんな積み重ねのお寺でありたいと思います。
さてさて、ここは、ご縁のお寺です。
なかには、
参道を歩いて
本堂の正面まで来たものの、
そのままUターンされ帰っていかれる方。
いろいろなひとの景色を見ておりました。
まあ、
そのときは、
うちとのご縁は…またつぎの機会にと、
目に見えない力で引かれ
必然的に訪れたご縁なのに、
自ら切って
お帰りされたと思うようにしております。
そこからもう一歩、
本堂へとはいる行動があったなら、
またこの先の出来事も
変わることがあったのかもしれませんね。
ひとは、
ご縁の世界に生きて、
その中心に存在しております。
だから、
生きるとは…
前後左右に限らず、
上も下も
よく観察しなければなりません。
案外、
私をふくめて、
きっかけや
ご縁を見過ごしているのかもしれません。
今年こそはと願う初詣、
以外と、
そこでの、
先の先、
その無意識であり
必然的な行動が…
願いを左右するのかもしれませんよ。
そんな個人的な解釈で、
今日も朝から本堂に座っております私です…和尚のひとりごとでした。
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