和尚のひとりごと “温かくいっしょに夜をお遊び下さいませ”
夜長月の時間も
最終週となりました。
だんだんと
早くなる夕暮れに
季節のうつろいを感じながら、
秋の風に彷徨う
トンボの影を追いかけております。
周辺の街々では、
道路の規制看板が立ち並び、
五穀豊穣を祝う
お祭りが近いと教えてくれています。
都会にはない、
のんびりと、
そして
自然に囲まれた良さを味わう
ひとときが、
もうそこまで来ているのでしょう。
私の故郷も遠くにあるものと感じつつ、
懐かしい
子ども時代の賑やかさと、
うれしかった
お祭りの数日間を思いだしながら、
揺れる稲穂を眺めております。
もう収穫も進んでいるのでしょう。
神々に供える
今年のできは…如何でしょう。
美味しくできあがった
お米の一粒一粒に、
丹精をこめて育てて下さった
生産者のみなさまの愛情がそそがれ、
きっと、
大地を守って下さる神さまも…
満足なご様子だとお察しを申しあげます。
さて、
週末には、
もう時雨月を迎えて、
神さまたちもお出かけのご様子。
しばらくは、
お社をお留守になさって
出雲の国へとお出かけ、
それぞれのお国自慢の話に花を咲かせて
盛りあがることでしょう。
西光寺としては、
だれもが自由に訪れて、
ゆったりと過ごせる
秋の景色をご用意したいと思っております。
お寺を訪れるなら気持ちのいい季節、
みなさまのお近くにありますお寺さまへ、
ぜひ足をはこばれたならと、
お勧めいたします。
まだ、
先の予定ではありますが、
十月の終わりに
西光寺を会場として
マルシェを開催したいと依頼が来ております。
時期的に、
十月三十一日のハロウィン直前となりますので、
仮装をして
西光寺に集まろう…という趣旨で
企画されるようです。
詳細が決まりましたなら、
また告知させていただきたいと思います。
とにかくハロウィン、
本物がひそむ場所で
楽しもうということでしょうか。
それと、
マルシェの最後は、
私が飾りました
小さなイルミネーションに遊ぼうと、
そんな開催内容でもあるようです。
空も高くなり
空気も澄んでまいります。
私がここで楽しもうと飾りました
イルミネーション。
あともう少し
頭に浮かんだ完成形を目指して、
形にできたならと思います。
要するに、
十月になりましても、
十月に遊ぶ私なのです。
ハロウィン当日…
本物がお家まで同伴しましたなら…
ごめんなさい。
長居はいたしませんので
温かくいっしょに夜をお遊び下さいませ…和尚のひとりごとでした。
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