西光寺のブログ

土曜日の朝を迎えました。

まだ梅雨入りの便りがとどいていない

東海地方。

先を越された

関東地方に雨のお便りは、

たくさん

とどいているようです。

ときに、

人気があります街には、

いっぺんに

まとまった手紙がとどいて、

道路をうめてしまうほどのところも

あるようです。

これだけは、

雲たちの気まぐれがはこぶ

雨の手紙ですので、

予報と予想が発達したとはいえ、

ほどほどの手紙の数で

お願いしたいものです。

雨にモテすぎるのも

良し悪しが…ありますからね。

さて、

そうはいっても

西から進んできます雲の一団は、

確実に近づいてくるようです。

そういえば、

小さなインバウンドもはじまり、

海の向こうから

外国のひとたちが観光に訪れ、

また賑やかさがもどってきそうです。

国内では、

すでに各地の観光地へと

たくさんのひとびとがでかけておられます。

修学旅行も本格的に動きだして、

子どもたちも

思い出の一ページを

したためることができるでしょう。

修学旅行が中止となったここ数年、

その経験を励みにして、

世界中がおちついた頃、

大人になった私で自由に空を飛び、

幻になっていた

景色につつまれてほしいですね。

でも、

その前にひとつ…

お願いがあります。

外国へと心が向かうまえに、

やっぱり

日本の良さを知ってこそ、

世界を知るほうが

充実した経験ができると思います。

まずは、

日本国内、

まだ見ぬ素敵な景色を眺めながら、

同じ空と結ばれている

海の向こう側の世界に立っている

“私”を思い浮かべてほしいですね。

不自由さから自由へと。

まだまだあなたの旅は、

これからなのですから。

境内では、

相変わらず風が吹いております。

潤いをはこぶお役で、

目に見えない

乗り物を動かしながら

雲たちを

送りとどけはじめているのでしょう。

まだ明るい空ではありますが、

どうか、

宿泊場所にはえらばず、

空からの観光が終われば、

この街の大地を望んだ雨粒たちだけをおろして、

どうぞ山を越え川を越え、

お隣の風景へとお進みください…和尚のひとりごとでした。