和尚のひとりごと “とても喜ばしいほど…いいんです”
昨日、
昨年のファイザー…二回につづき、
三回目のワクチン…
モデルナの接種を終えて今日の日曜日。
予約日の段階から、
体調を崩して発熱したことを想定、
比較的、
仕事が少ない
今日を翌日にえらんでの予約。
でも、
まったく変わりなし。
熱もあがらない、
倦怠感もなし。
腕の痛みもやさしい程度。
きっと、
おだやかな私の細胞たちが、
注射ではいってきた新参者たちと話し合い、
このカラダ…
平和的な共有を決めたのでしょう。
おかげさまで、
いたって普段通りの日常を過ごしております。
午前中には、
月に数回、
通っては、
お賽銭を物色されている賽銭どろぼうさんが訪れ、
山門の柱にかくれながら
私の様子を覗いておりました。
ちょうど、
お経を始めるために、
本堂で待機しておりましたので、
どこかに行きそうもないとあきらめて、
表通りへと帰っていきました。
また、
そのうちやって来て、
一円、五円、十円…を確認しながら、
まわりのひとの動きと
声に反応して手をのばすのでしょう。
見た目は、
普通のご老人。
着ている服もダウンジャケット。
みすぼらしい姿を見せることなく
西光寺に通ってます。
一度、
日ごろ、
お参りの人も傍に寄らない
本堂のなかに置いてあります
賽銭箱の近くをうろついておりましたが、
私がどろぼうさんへの手紙をしたためて、
賽銭箱の所に…
飾るようにしてから以降は、
遠慮しているようです。
それにしても、
どうしてもなおらないものなのですね。
かなりのひとたちにお教えして、
境内では、
わりと有名になっていることを知ってか知らずか、
近いうちに
また出会えることでしょう。
うちのほとけさまに養っていただいている…
感謝くらいは、
持ってほしいものです。
さて、
今日、
お経を勤めさせていただきましたお家。
ご主人が亡くなり、
お一人になられました奥さまが、
年齢的に一人にしておくのは心配と、
近いうちに
施設にはいられるそうです。
カラダがお元気な頃は、
毎日毎日お墓参りと、
日限地蔵尊へのお参りを欠かすことなく、
よくお姿を拝見しておりました。
年齢的と、
そして、
みなさん行く道。
こうして
よく存じあげております方と
お目にかかる時間がなくなっていくのも
“生きている定め”と思う…
淋しい私なのです。
だって、
いままでも
しばらくお目にかかっていないなと
思っている人との再会は、
永遠の旅立ちを迎えましたと、
お身内から連絡がとどく、
つぎは…
そのときが多いのですから。
私も六十歳を過ぎて、
しばらく
見かけない側に加わる日も、
そう遠くないのかもしれません。
だって、
明日の体調は、
明日にならないとわからないものですから。
それだけに、
新型コロナウイルスワクチン三回目接種翌日、
今日の体調は、
とても喜ばしいほどいいんです…和尚のひとりごとでした。
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