和尚のひとりごと “心が求めているのでしたなら…お帰りなさい”
今年も十二月、
そして
最後の週末を迎えております。
穏やかに時間は過ぎて、
学校もお休みとなり、
ゆっくりとした朝を…
みなさまも過ごしておられるでしょうか。
聖なるイベントとなっております
クリスマスイブも終わって、
今日がクリスマス。
キリストさまの誕生をお祝いしながら、
それに便乗して
笑顔の花が日本列島各地で
咲きほこることでしょう。
今日一日が過ぎますと、
明日からは,
寒波が訪れて寒さが一段と厳しくなります。
温暖な静岡県、
ここのところの暖かさになれておりますので、
明日以降の冷えこみは、
本格的な冬を呼ぶ、
暮れらしい景色を描いてくれることでしょう。
明日になれば、
街中の飾りもお正月一式となり、
BGMも…
お正月ソングにつつまれることでしょう。
なにをしてきたのか、
ふりかえってみても、
きっと
迷惑をかけたこともあるだろうし、
自分に
甘く甘くしてきたこともあったろうし。
でも、
この一年もおかげさまで生かされてまいりました。
このまま順調にいけば、
あと数日も無事に数えて、
一年、
『生きて来られました』
証の初日の出に巡り会えそうです。
毎年のように
暮れがバタバタとするお寺ではありますが、
今年最後のお墓参りに訪れるみなさまへ、
お互い元気に
一年が過ごせた感謝と
喜びを伝えられたならと思います。
飾り餅の手配も終わり、
あとは、
生花として飾ります松竹梅を支度するだけ。
そして、
年越しの除夜の鐘へと行事がつづいてまいります。
新しい変異株の話題でもちきり、
帰省も気を遣う年末ではありますが、
そこに故郷があり、
心が求めているのでしたなら“お帰りなさい”。
あの頃と変わらぬ人と景色を訪ねて、
あの街の風と再会することは、
やっぱりいいんです、だれにとっても…。
ほら、
外の風を感じてみませんか?
故郷からとどいた
誘いの手紙が風に乗りはこばれてきましたよ。
その手紙をにぎりしめて、
駅のホームに立つあなたを思い浮かべている私です…和尚のひとりごとでした。
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