和尚のひとりごと “明日も…もちろん…天気になぁ~れ”
十月も最終日の朝を迎えました。
世間では、
刻々と開票が近づいていく、
この国の行き先を決める選挙の話題で持ちきりでしょうか。
どなたが当選されましても、
この国を愛して
身も心も捧げる覚悟くらい持ちながら、
その暁には…望んでほしいと思います。
ひとりの力は小さくても、
大勢の力が集まれば国も動かせる、
そんな願いを胸に、
ひとりでも多くのみなさまに、
投票へ足をはこんでほしいと思います。
この地域で手をあげて、
短期間の選挙活動をおこなってきたおふたりの候補者。
どちらの方も
お顔を存じあげております方々。
地元のために中央との結びつきを生かして、
より良いふるさとづくりと
街の発展に
寄与してくださるものと信じておりますが、
結果を待っているその心境は如何でしょうか。
街の代表として、
県の代表として、
国の代表として、
こうして
私のまわりにも知り合いがおります。
これも、
小さなお寺の世界だけで
閉じこもっていたなら
結びつきは生まれなかったことでしょう。
大きく羽ばたいて
外の世界を眺めたいという一心で、
いろいろな方々とめぐり会い、
ようやく、
いま現在の私になれましたことを、
とても喜ばしく思います。
名士と呼ばれるほどではありませんが、
顔の広さだけは、
この近所…
一人前だと自負しております。
きっと、
これからも
たくさんの結びつきが
想像もしなかったワクワクをはこび、
“ひとっていいな”
という生き方を
選択していきたいと思いますね。
そして、
そこには、
千里眼の如く、
ひとを見る目も必要。
ひとは、
ひとによって高められて、
また、
ひとは、
ひとによって足をすくわれる。
まだ見ぬこの先の出会いは、
まだ見えてはきませんが、
今日の雨模様、
このお天気のように、
足をスベらさない程度に歩んでいきたいと誓い、
灰色の空を眺めている私なのです。
秋の雨は、
やさしく雨音を響かせて、
踊り跳ねております。
落ちてはひらく波紋は、
今日の一票一票の大切さを教えるように、
賑やかな丸を描いております。
あなたは…候補者…だれに丸をつけますか?
…とね。
さあ、
明日からは、
雪待月の朝を迎えます。
雪待月(ゆきまちづき)…
なんて素敵な呼び名なのでしょう。
名付けた
昔のひとのセンスと感覚は素敵です。
もう、
現代人は、
何処かに置き忘れ無くしてしまった
言葉遊びの風情です。
午後になりますと青空がひろがってまいりました。
明日も、
もちろん、
天気になぁ~れ…和尚のひとりごとでした。
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