和尚のひとりごと “もういくつ寝ると…出会えるでしょうか”
九月のひととき、
雨が降りはじめました。
西から近づいてきた雲がひろがり、
この静岡県に到着したようです。
秋雨のやさしさに木々の緑も喜び、
やがて
染めゆく彩りに輝きを増してと、
空を見あげながら願っているのでしょうか。
朝のお日さまもゆっくりとなり、
夕暮れのお日さまは早くなって、
季節のうつろいを
自然界にしたためているようです。
カラダを通りすぎる風も
心地の良い涼しさ、
あの熱い砂に残した足跡も、
いまでは波がさらって、
思い出の景色といっしょに
遠くへとはこんでいったでしょう。
予定では、
静岡県に発令されておりました
緊急事態宣言も
残り四日で解除されることになりますが、
落ちついてきた
感染者数の動向に注目されております。
静岡県を除いた東海地域の都道府県では、
もう少し
延長する方向で動いております。
もう少しもう少しと言いきかせながら
耐えてきたひとたちにとって、
この延長されます日数は、
とても痛手だと思います。
なかには、
夢を叶えて
開店されたひとたちも
たくさんおられることでしょう。
タイミングが悪く、
いきなり長期のお休みとなり、
真新しい食器も淋しそうに
店内で眠っているのでしょうか。
なんとか協力金を活用されて、
またあの頃と同じ、
常連さんで溢れる日が訪れますようにと…
願うばかりです。
今日は、
久しぶりに
常連となっておりますお店にでてまいりました。
横を向いても上を見ても、
まだまだ
マスク姿で語らいの時間が過ぎてまいります。
お昼のひとときくらい、
気を遣わない
環境とあの頃の普通が帰ってきますよう、
いまは
もう少し祈るしかありませんね。
十月以降になりますと、
ワクチン接種が終わった条件で、
県境を越えるお許しも検討されているようです。
秋の紅葉で描かれた、
山々の勇姿と雄大さに会いに行くまで、
淋しい風に舞う
落ち葉であってほしくはないですね。
もういくつ寝ると…出会えるでしょうか。
四季に染まった知らない街で過ごす、
赤提灯の誘いに。
いまこの時間は、
coffeeの香りがとてもやさしい
午後の時間です…和尚のひとりごとでした。
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