西光寺のブログ

九月最初の週末、

土曜日は、

あいにくの秋雨となりました。

朝方は、

雲の合間から

お日さまも顔を覗かせていたのですが、

午後に向かって

自由な雲たちが訪れて、

ときおり

水の精霊たちを

大地へとはこんでおります。

遠くからは、

雷が鳴り響き、

昼寝をしようとしている

緑の木々をシャキッとさせているようです。

さて、

連日、

東京パラリンピック２０２０の話題が…

とりあげられておりますが、

人間の持つ可能性と、

あきらめない精神、

困難を受け容れる強靱な肉体が、

素晴らしい価値を教えてくれます。

時には、

感動のシーンで涙を流し、

結果より、

順位より、

世界の大舞台に立つ

その姿に

心をうたれるひとたちが多いのでしょう。

開催にあたって、

無観客とはなりましたが、

テレビの前から

声援を送るたくさんのひとたちの応援が、

それぞれの試合会場へととどいて、

ベストパフォーマンスな

成績を残されている代表選手のみなさま、

チーム日本は、

ひとつとなり、

おなじ目的に向かって

背中をおす風が吹いております。

開催にあたって

是非が問われました大会ですが、

希望と夢をもって

生きるみなさまにとって本大会は、

まちがいなく目標となって、

ここ数年間の努力と

涙の賜だったことでしょう。

東京オリンピック２０２０とはちがい、

民放の放送枠は、

ほとんどありませんが、

たくさんの教えを伝えてくださった…

パラリンピックに

参加されました世界のアスリートのみなさまに、

心から感謝を申しあげます。

さて、

九月のお彼岸も近づいてまいります。

早いもので、

ついこの間、

春のお彼岸に春を感じていたのに、

夏も過ぎて

もう秋を感じる日々となりました。

暮れゆく早さもすすんでまいります。

心地よい

季節を自由な空気につつまれながら

過ごしてみたいものですが、

まだまだ

新型コロナウイルスによる

感染拡大も落ちつきを見せず、

もうしばらくは、

不自由な暮らしがつづいていくと予想されますし、

また、

ここにきて

国の政局もなにやら

慌ただしくなってまいりましたので、

余計に

生活も心配が増えるかもしれませんが、

うえのひとたちを横目で見ながら、

わたしたちはわたしたちで、

上手に生きる術を得て、

みなさま…乗り越えてまいりましょう。

秋のやさしさを味方にして…

それにしても、

本堂の風鈴が哀愁を奏でております…和尚のひとりごとでした。