西光寺のブログ

八月にはいりました。

本来なら、

今日もお盆のお経に

駆けまわっておりますが、

昨日の八月一日、

新型コロナウイルス感染予防のため、

二回目のワクチン接種の予約があり、

済ませてまいりました。

世間にひろがる

二回目のあとの反応。

そして、

もう二回目を終えられた方々から

直接うかがった発熱やカラダの怠さ。

もちろん、

個人によって

接種後に現れる体調の変化や、

なにも変わらずのひとたち。

個人差もそれぞれですが、

一応、

二度目の接種翌日は、

様子を見る一日にしておこうと、

お経の予定を外して

ゆっくりと過ごす時間としました。

おかげさまで、

発熱もなんとなくの怠さは、

まったくなくて、

接種した

左腕の軽い痛みだけでおさまっております。

一回目のワクチン接種と変わらず、

ありがたいことに、

明日から早朝より…

お参りにでかけられそうです。

今年も

十五日間のお盆関連の時間がやってまいりました。

十三日の夜には、

一年ぶりに帰ってこられますご先祖さま、

懐かしいあの人の御霊。

そして、

はじめてこの世にもどってこられます

初盆の御霊たち。

こころで過ごす三日間は、

見えない存在を感じ、

嬉しいあなたであってほしいですね。

それにしても、

ここのところ空模様が気まぐれです。

日中の快晴が夕焼け色に染まりはじめるころ、

どこからともなく

暗い雲につつまれて、

雷鳴が響きわたる街並みに

大雨を降らしていきます。

昔のような趣ある夕立というより、

潤いの暴れん坊が存在を示しながら大地を濡らし、

またすぐに、

何事もなかったように

青空がもどってまいります。

このように、

毎年毎年、

四季が贈る

季節の情景も変わりつつありますが、

ご先祖を敬い、

手を合わす八月の美しさだけは、

日本人として

なくしたくないと思うわたしです。

今日も本堂のなかでは、

風鈴が心地よく響いております。

その音に耳を澄ませて、

明日の支度をはじめようとしている私です…和尚のひとりごとでした。