和尚のひとりごと “慣れたというより受け容れました…”
七月二十二日、
木曜日を迎えました。
明日、
開会式を迎える
東京オリンピック2020に合わせての四連休。
秋の祝日を
移動させての小さなお休みです。
街に目を移せば
小中高等学校も夏休みがはじまり、
いよいよ
夏本番というところでしょうか。
暑さも日に日に厳しくなり、
三十度をこえる日も
めずらしくなくなってきたこの季節。
熱中症の危険度も上昇して、
毎日のように
“気をつけましょう”
の言葉が行きかっております。
青い空と白い雲の景色が、
なにか、
いいことはないだろうかと、
こころとカラダをウキウキとさせますが、
さあ、
誘われて海と行きたいところですが、
いまのところ
砂浜によせる波の優しさに出会う予定は、
残念ながらありません。
というより、
ここ最近は、
眩しさに駆ける砂浜に
足跡を残すことなどございません。
その代わり、
この夏は東京オリンピック2020…
自転車競技の観戦が近づいてまいりました。
観戦にあたっては、
賛否両論ありますが、
最後の最後、
手元に残っている当選チケット。
唯一、
有観客の競技。
これには、
なにか
意味があるんだと自分自身にいいきかせて、
競技当日、
電車に揺られて
静岡県小山町に向かいたいと思います。
オリンピックに
たずさわっておられます
ボランティアさんたちと、
近くにそびえ立つ
霊峰富士の山が…
どのように迎えてくれるのか、
当日までのお楽しみということでしょうか。
自粛の言葉を守りつづけてきて…
一年以上。
ふたたびの夏は、
煌めく海と
風に揺れる避暑の緑が誘い、
たくさんのひとたちが
リフレッシュの香りにつつまれたいと、
目的地へ向かっている頃かもしれません。
止めることのできないその人影に、
お日さまはなにを思い、
暑い季節をはこぶでしょうか。
もしかしたら、
『もう、我慢はいいよ、気をつけて行ってらっしゃい』
と見送っているのかもしれません。
都会に刻まれていく、
日々の数字の上昇カーブのように、
高いところから眺めているが如く。
もう慣れたというより、
もう数字の上昇を受け容れましたと…和尚のひとりごとでした。
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