和尚のひとりごと “またひとつ…❤LOVEの文字を飾ってしまったわたし…これも…いい!”
暑さ厳しい毎日、
カレンダーを眺めますとまだまだ六月。
暖冬と言われて久しい日本の四季ですが、
季節感も冬だけではなくて、
夏の暑さも、
四季の垣根を飛び越えて…
訪れるようになるのでしょうか。
なにもかも、
わたしの子ども時代から変わってしまった季節感。
このままいきますと、
夏の暑さが主役となって、
春と秋が間にはさまれ
肩身が狭い立場になってしまうのでしょうか。
でも、
それだけに
その季節感の大切さを思う、
かけがえのない
数ヶ月になるのかもしれません。
西光寺の本堂にも蚊取り線香の煙が漂い、
電子の蚊取り線香にはない
日本らしさがかもしだされております。
季節のうつろいは変わろうと、
蚊取り線香ひとつだけでも
日本の原風景として残ってほしいと願い、
その煙の先を見ている…午後のわたしです。
先日、
お寺で使用します長机を発注して
制作していただきました。
もともとあります机も
おなじ工務店にて作っていただいたもの。
今回は、
椅子の生活があたりまえとなったいま、
今後、
お寺を訪れるみなさまのために対応出来るよう
追加で五脚、
今回、
とどけていただきました。
もう、
工務店の先代さまからのお付き合い。
ご子息の時代となりましたが、
時々、
静岡市から営業に寄ってくださいます。
その折、
本堂のなかに飾っておりますキラキラや、
電飾を見ながら、
『ずいぶんと変わりましたね』
と。
お寺離れの時代、
どうしたら
足をはこんでいただけるお寺になれるか。
『試行錯誤しながら、
とりあえず、
わたしが楽しいと思うことは、
訪れてくださるみなさんも
楽しいと信じてやっているよ』
仕事で
お寺をまわる機会が多いご子息ですが、
お寺によっては、
『どうしたら
ひとが来てくださるのか…
悩まれている和尚さんもおられますよ』
ということでした。
『まあ、今度営業で訪れたとき、
磐田市にこんなお寺があるから一度、
見にいってくると、
『なにか、
ヒント!が見つかるかも知れませんよ』
と教えてあげてくださいねと…伝えておきました。
たしかに、
こんなお寺、
近所でお目にかかれるのは、
なかなかないですからね。
『そのうちテレビ局が取材に来ますよ』
笑顔でそう話していた…
いまはなき先代のご子息でした。
そんなわけでまたひとつ、
本堂のなかに
“❤LOVE”の文字を飾ってしまったわたしなのです。
これも…いい!…和尚のひとりごとでした。
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