西光寺のブログ

週末を迎えていいお天気。

見あげた青い空には、

お日さまが思いっきり

微笑んでいるように輝いております。

その暖かさをはこぶように、

大地では風たちが遊び、

木々の小枝と戯れながら

鬼ごっこでもしているのでしょうか。

『もぅ～いいかい』

『まぁ～だだよ』

緑色がざわめいている音は、

そんなやりとりでもしているのでしょうか。

鬼ごっこのつぎは…

隠れんぼうは如何でしょうか。

そんな、

目の前の景色にこころの声をとどけている

日中のわたしなのです。

さて、

本堂のなかでは、

今日も占いの先生が来られて、

お客さまを迎える支度をなさっております。

“占いの場所としてお貸しいただけませんか？”

と依頼があって、

もう一年と半年くらい過ぎたでしょうか。

こころに悩みを抱えて、

明日の方向に彷徨う、

たちどまったひとたちが訪れておられます。

この領域は、

わたしの立場ではない世界観ではありますが、

こころの拠り所という

共通の扉も導く先は同じであろうと、

毎週、

週末の土曜日と日曜日、

ときに平日の昼間の時間、

本堂で待機されております。

何人も予約をされるほど

人気の先生もおられますが、

ふらっと縁結びのお参りに訪れた折、

少し話しをして、

お試しで手相などを教えてもらって

帰られるお嬢さんたちもおられます。

いまの世の中、

占いがブームのようで、

西光寺にかかわらず、

遠州周辺にひろがります

おなじ系列の場所にも、

毎日のように

ひとが足をはこばれているそうです。

鑑定料…

数百円から数千円で

人生の道筋のきっかけを

知ることができるのであれば、

この金額も安いものだと思うのです。

わたしは、

占いをするような知識も学問も、

そして霊感などありませんが、

以前、

ひとりごとに

したためたことがあるとおり、

サービスで

わたしのことを占ってくださった先生によりますと、

九十歳を過ぎてもなお、

布教の立場であるとのこと。

まだこの先、

残された命の時間…三十年の予定でございます…和尚のひとりごとでした。