和尚のひとりごと ”葬式坊主もえらばれなければなれない”
四月に入り、
今日から新学期を迎えるお子さまたちも多いのではないでしょうか。
新しい学校生活、
ひとつ進級、
それぞれ新たな気持ちの一年が楽しく過ごせますことを
お祈り申し上げます。
また境内の垂れ桜も、
そのような日をお迎えになりましたみなさまを、
応援しているかのように美しく咲いております。
さて、昨日は名古屋よりお客さまがおみえでした。
終の住処として私のお寺にお世話になりたいと
ご相談のためにお越しでした。
西光寺にお墓を建てるということではなく、
『永代回向』
所謂、あとを守る人がおられないので、
亡くなったあとは、
お寺にすべておまかせする供養の形をとご相談にお見えです。
以前、お問い合わせのご連絡をいただいて、
一度、お寺を見ていただき、
そして、私という和尚とのお話で、
最終の住処を決めていただければと思っておりました。
お寺の歴史や建物、境内のご案内、永代回向についてのご説明など、
二時間近くご滞在されました。
建物を見学され、
「京都みたい」
とご感想をお話になっておられましたのが、
とても印象に残りました。
おかげさまで、とっても気に入って下さり、
将来、
お亡くなりになったとき、
葬儀会社に依頼して名古屋からご遺体を静岡県磐田市に移動、
こちらのご親戚のみなさまがご葬儀を勤め荼毘に。
そして、
私のお寺の無縁塔に納骨、永代にご供養させていただくことで、
お話がまとまりました。
このように実際にお目にかかって、
お寺を知っていただいたり、
和尚の人柄、考え、姿勢などを理解したなかで選んでいただけるということは、
とってもありがたいことであり、
これからますます、
そのような選択の時代になってくるのではないかと思います。
これからは日本全国、
ご依頼がございましたならどこまでも飛んでまいります。
お寺さまにご縁が無く、
終の住処について悩んでおられますみなさまとお目にかかって、
一度、
ゆっくりとお話をさせていただければと思います。
私にとりましては、
お話させていただくだけでも良縁、
とってもありがたいご縁です。
いつでもお気軽にお問い合わせ、ご相談下さい。
葬式坊主だってえらばれなければなれない(笑)…和尚のひとりごとでした。
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