西光寺のブログ

三回目となります

緊急事態宣言が発令された初日の日曜日。

この街から

遠く離れた東西の都会では、

どのような景色、

人の流れが、

今後、

描かれていくのでしょうか。

その先にあります

五つの輪を平和と世界の強調として、

アピールしたいという中央のひとたちの思いもあって、

はたして、

どのような結果を生むかは、

国民ひとりひとりの行動にまかされた感があります。

選手として訪れる異国のひとたちも、

特例の措置によって、

不自由な時間にあっても、

できるだけ

そのパフォーマンスが発揮されますようにと、

準備が進められていきそうなこの頃です。

開催が危ぶまれるということより、

開催自体を『延長』、

『中止』にという言葉も聞こえてまいります。

もう、

大きな力をもっている政治判断に

委ねるしかないのですが、

まずは、

わたしとあなたの命を守る行動を、

あなたの街で実践していく、

いまはそれしかないのでしょうか。

さて、

今日は地元磐田市では、

長い歴史をつなげてまいりました

“親子写生大会”

が旧見付宿周辺を中心に開催されております。

西光寺も

昨年につづいて写生の会場にえらばれて、

午前中の時間、

数組のご家族がキャンバスに置かれた白い紙に

筆を走らせておられました。

今日、

完成させた作品は、

展示会場として協力をいただける場所に展示されます。

西光寺も展示会場としてお貸しいたしますので、

数日後、

作品展示のセッティングにお見えになることでしょう。

写生を終えたご家族がお帰りになったあとの境内、

風に揺れるクスノキの色が鮮やかです。

空色と重なり、

うれしそうに戯れるその姿は、

とても穏やかで、

同じ空でつながった

緊急事態宣言が出されている街へと、

風に託した手紙…

『辛抱だよ』

と優しい微笑みで

エールをとどけているのでしょうか。

そんな風に

境内を感じながら

縁結びのお参りに訪れてくださる…

ひと（お嬢さん）たちを眺めるわたしは、

恥ずかしながら

そんなわたしが好きだな…和尚のひとりごとでした。