和尚のひとりごと “訂正の赤ペン…用意ができましたか”
縁結び・恋愛成就パワースポット…
日曜日の景色。
暖かな陽射しにつつまれて、
穏やかな時間が過ぎていきます。
訪れるひとも少なく、
きっと、
出かけることより
のんびりと
癒やしのひとときを楽しんでおられるのでしょう。
普段、
これがお寺のいつもの風景。
ときおり、
美しい花を持ってお墓参りの人影。
風に乗るお線香の香りは、
高く高く青空へと昇っていきます。
その行き先が何処なのか、
自由な道を選びながら香りはひろがり、
この街中を清めてくれているのでしょう。
西光寺だけに限らず、
市内のお寺さんから昇りゆく
真心と信仰の煙は、
それぞれ
手を合わして願った思いを伝える旅人となって、
やがて消えていきます。
ときおり通りすぎていく
強い風が風鈴の音色を奏でながら、
その存在をアピールしておりますが、
飛ばされた葉っぱと
揺らぐ小枝の様子は、
誰も来ないから
『俺たちの天下だ』
と言いたげに
風とつき合う自然の遊びなのでしょうか。
ときおり、
ご朱印を書かせていただいていますが、
こころのプチ旅行は、
どんな印象をここに残してくださるでしょうかね。
お寺とは、
遊びにいこうという心軽くおいでなさいと、
私は…
お話しさせていただいておりますが、
ほとけさんの教えとは、
難しく考えるのではなく、
日常の生活のなかから得ていくものと思います。
生きていること自体が修行そのものなのですから、
その日その日の出来事も、
出会いも、
偶然と必然が交差しながら訪れるご縁。
良きも悪しきも、
因縁が導くあなたの物語、
なにがあっても堂々と乗り越えていきましょう。
主人公はあなた、
まだまだ人生の舞台の風景は、
たくさんの幕開けと
幕閉じをくり返していくと思いますが、
幕が閉じているあいだ、
その休憩時間が大事ですよ。
一息いれて、
こころの台本を確認いたしましょう。
台詞や場面に訂正があればご自由にどうぞ。
私の願うシナリオがあって、
はじめてはじまりを迎えます。
さて、
訂正の赤ペン、
用意ができましたか。
あなたの人生の物語、
第何章を手直しいたしましょうか。
それもまた、
あなたの自由なままで…和尚のひとりごとでした。
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