西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “わたしの麒麟を待ちつづけながら”

新しい時間が刻まれはじめた一月も

そろそろ後半にはいり、

場所によっては、

とくに

夜の街からひとの姿が消えております。

新型コロナウイルスによる

感染拡大危険性からの自粛、

Stayホーム、

また勤め先の方針から

夜の外出をひかえる生活。

日本列島、

どこの街でも

きっとかわらない風景なのでしょう。

もうしばらく我慢、

もう少しの辛抱、

そんな言葉ではもう乗りきれないほど、

ひとにとっては、

深刻な状況になってまいりました。

落ちつくまで…

まだまだ数年の月日、

世界中

何処へでも安心して

出かけられる自由が還ってくるのは、

ほんと、

いつになることでしょうか。

今年は、

新型コロナウイルス用のワクチンを

外国より輸入確保、

各地の県市町村も準備の対応がはじまり、

集団接種など

高齢者への接種がスムーズに進むよう

対策の話し合いがされております。

でも、

みなさんおひとりおひとり

全員が接種を望む方ばかりではありませんので、

集団での免疫が世界中、

いいえ…

地球上にできるまでは、

まだまだ時間がかかりそうです。

そうなりますと経済も停滞し、

ありとあらゆる

業種のみなさまにも影響がひろがり、

明日の不安を抱えることとなります。

先日、

磐田市仏教会の本部役員会にて

市内の和尚さん数名と

お話しさせていただいたときも、

ご法事が先延ばしになってしまったり、

いつもより

ご法事の件数が少ないというような

お話しをされておりました。

だれが損をしてだれが得をしているか。

もうそんなことを考える余裕から、

今日…どう生きていこうか

…追いつめられたひとたちが自らの命を絶つ、

いまこの瞬間にも

そんな現状の日本列島。

IMG_5097

どうか、

大河ドラマのタイトルではありませんが、

“麒麟”が訪れ疫病退散。

平和で安住の世となりますように祈る私なのです。

そして、

苦しくて辛いのはあなただけじゃないよ、

まわりのひとたちも

きっとなにかを抱えて耐え忍び、

笑顔を置き忘れて余裕もなくし、

でも、

だれかのために生きておられるのですよ、

わたし自身を救う麒麟を待ちつづけながら…和尚のひとりごとでした。

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