和尚のひとりごと “未来のあなたに…覚悟の準備はできておりますか?”
先日、
地元のお祭りも神事のみとなり、
今週は、
隣町のお祭りが本来ですと金曜日からはじまり、
お囃子の音色が
賑やかに響いていたことでしょう。
今年は、
人がたくさん集まる神事についてはすべて中止。
限られた方々のみで
ひっそりと執りおこなわれていることでしょう。
今日、
御朱印に訪れて下さった方々を見ますと、
直前に訪れたところが隣町の神社、
大祭中という印がおされておりました。
この御朱印の順番は、
最近増えてきた気がいたします。
少し流れになっているのでしょうか。
向こうは、
有名な一千二百年以上の歴史ある神社、
その参拝の後、
帰り道に寄っていただけるということは、
向こう様々です。
神と仏の出会い…たいへんありがたく、
その導きを思う私です。
ゆったりと進んでいく日曜日の時間。
町内の役で敬老会会員へのお届け物。
お祝いの集まりは中止となり、
それに代わって
手土産を配達させていただきました。
ご年配のみなさまが増えてきた町内、
お寺の周辺には、
小学生を見かけることはありません。
ご両親と
同居されている息子さんがおられたとしても
独身でいい年齢。
もう結婚という言葉は、
もしかしたら
頭のなかにはないのかもしれません。
目と鼻の先に縁結びのパワースポットが…
でも参拝されることはありません。
近い将来、
食事に洗濯、
何から何まで面倒を見てくれた
ご両親をあの世というところへ見送り、
たったひとりぼっちとなり、
屋根の下
寂しく過ごすことも後悔ないのであれば、
ひとりで生きる選択もまたよろしいでしょう。
ただし、
家族、
孫たちにかこまれ
晩年を過ごしかったなと
そのとき
“後悔”
する自分自身がいるのではないかなと
思うのであれば、
いま、
なにをはじめるべきか…
自然に
その答えが見えてきますよね。
数十年後、
七十歳、
八十歳になって
独身を通した結果の答えに気づくよりは、
いま早く早く
答えに気づいたほうがいいのになと、
個人的に感じている私なのです。
だって老いとは、
だれもが避けては通れない、
あなたにもやってくる…
心身に変化をおよぼす人生の現実なのです。
『生老病死』
いまはお若いそこのあなた…
老病死のお支度と心構え、
未来のあなたに覚悟の準備はできておりますか?…和尚のひとりごとでした。
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