和尚のひとりごと “哀の秋より逢いの秋へ…まずは地図上の旅をはじめてみよう”
秋のお彼岸も秋分の日…
お中日を迎え、
昨日につづいて
お墓も美しい花々に飾られております。
まもなく夕刻、
午後五時になります。
境内には、
お昼を過ぎて
降りはじめた雨が楽しそうに踊り、
参道の御影石と戯れております。
この雨を、
はこんでいる雲が太平洋から近づいてくる台風の予兆なら、
明日からの数日間は気をつけなければなりません。
お彼岸の後半は雨に見舞われ、
大雨も予想されている雨台風。
今年は各地で発生した台風の被害や
自然災害を目の当たりにしてきただけに、
その夏につづいて
東海地方も要警戒の時間が訪れようとしております。
台風の進行方向にはいりますみなさまも、
どうぞ
身の安全を第一にお過ごし下さい。
さて、
今日も数組、
縁結びのお参りに訪れて下さいました。
声をかけて
お話しさせていただいたお嬢さん二人組は、
背中にリュックを背負っての参拝。
言葉のイントネーションからもしや…と思い、
『今日はどちらからお越しですか?』
と訪ねますと、
『大坂から』
とお答えになりました。
懐かしい関西のイントネーションで、
やっぱり正解。
きっと、
この連休を利用されての旅行の途中、
縁結び・恋愛成就パワースポット西光寺へ
足をはこんで下さったのでしょう。
お互いに
県外同士の点と点が不思議な導きによって結ばれる。
西光寺を知る手段はたくさんありますし、
教えてもらうこともあるでしょう。
でも、
大切なのはその先の行動。
知るだけで…
終わる人もおられると思いますから。
そこはインスピレーション、
ここに行きたいと思う心に正直となって行動を。
そして初めての街、
磐田市を訪れて下さる。
人と人の結びつきは、
何処でどう
つながるかはだれもわかりませんが、
だからこそ
明日に期待して楽しく生きていけるものだと、
私は信じております。
まだまだ
望む出会いやご縁に恵まれないと
下を向いているあなたへ、
下を向いているばかりでは遠くの景色が見えませんよ。
あなたの目の前、
ずっとずっと
遠くに見えている景色であっても、
その頂の向こうには、
知らない景色がひろがっているものです。
あなたとの結びつきを待つ、
まだ見ぬ人が住む街かもしれません。
過ごしやすく
出かけるにはとてもいい秋。
“哀”の秋より“逢い”の秋へ。
インスピレーションを研ぎ澄ませてみませんか、
私が向かう街を見つける…
まずは地図上の旅をはじめて見ましょう。
西光寺にお祀りされております
キティちゃんも
“それでいいと思う”
と暮れゆく参道、
雨音響く先の景色を眺めております…和尚のひとりごとでした。
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