西光寺のブログ

今日も朝からご法事をお勤めさせていただきました。

二軒目のご法事が済み、

最後にみなさまとお茶を飲みながらのひとときです。

そのなかで、

今日の仏さまでありますお父上の思い出をお話しさせていただいたのですが、

ご子息がたいへんお喜びになりました。

亡くなった方を偲び思い出す法事の日、

私の話をうれしく聞いておられました。

このお寺を訪れ３０年、

お元気なみなさまとはそれだけの年数をおつきあい、

つながり、ご縁を結ばせていただいております。

都会では、

そのときだけの和尚さまを手配され

ご葬儀をお勤めになるみなさまも少なくはありません。

亡くなった方の生前を思い勤めるご葬儀、

そして、ご本人のお人柄、趣味、

人生を思い浮かべることができますイメージの戒名、

それが本来あるべき姿ではないかなと私自身は思います。

しかしながら、

時代はいろいろな変化、形を生み出すもの、いたしかたないことでしょうか。

せめて、つながりを持てます間は、

これからも

変わらず人と人の結びつきを大切にさせていただきながら、

ここで過ごしていきたいと思っております。

「いい戒名をありがとうございます、故人も喜んでいると思います」

ご葬儀に接するとき、

なんて嬉しい言葉なんでしょう、

今日も明日も明後日も、我が思いで歩んで行きます…和尚のひとりごとでした。