和尚のひとりごと “自然の営みに心を委ねていた私…”
たくさんの都道府県にて、
緊急事態宣言が解除されてはじめての週末。
人々の流れは如何でしょうか。
土曜日は、
一日中雨模様の静岡県、
代わって、
今日の日曜日は朝から快晴のいいお天気。
外に出たくなる、
お誘いの風が吹いております。
解除されたとはいえ、
まだまだ県境を越えての移動は、
控えてほしいということもありますので、
外出自粛のなか、
それぞれの過ごし方に時間をお使いでしょうか。
本堂にひとり佇んでおりますと、
ときおり足下を通りすぎる風に
心地よさを感じ、
広々とした空間に
つつまれている安心がまたいいお寺であります。
これは、
私のお寺だからではなくて、
日本全国、
都会から地方まで、
お寺なら体験してもらえる…
ひとときであると思います。
ただ、
お寺によっては、
気を遣いながらのひとときは、
かえって心が疲れることになりますから、
なかなか上手くいかないものです。
さて、
今朝もコゲラが木をつっつきながら、
元気な音を響かせておりました。
最近は、
顔を見せてくれる時間も朝方が多くなりましたが、
まだ、
磐田市をねぐらにして住んでいるようです。
さて、
少し前まで
夜の境内に鳴き声を響かせておりました正体。
ここ数日、
また何処かへと居場所を変えたようですが、
しばらくミミズクがいたようです。
昔々、
裏の竹藪でフクロウが鳴いておりましたが、
久しぶりに猛禽類の鳴き声、
心を澄ませて聞いておりました。
きっと、
境内のクスノキのどこかをねぐらにしていたのでしょう。
いまは、
その鳴き声も
聞こえなくなってしまいましたが、
周りの住宅の明かりが消えた深夜、
しばし
自然の営みに心を委ねていた私です。
短い滞在であっても、
西光寺のクスノキを宿泊先に選んでくれてありがとう。
ミミズクに贈る言葉です…和尚のひとりごとでした。
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