和尚のひとりごと “めっちゃ外れた和尚がここにおります”
夕焼けに今日を感謝して、
また明日を望む繰りかえし。
そんな
あたりまえの日々が粛々と進んでいきます。
ただ普段とちがうことは、
大手の商業施設の専門店が臨時休業、
人の流れを感じない駐車場。
寂しそうに風が通り過ぎていきました。
あなたが住んでおられる街でも、
同じ風景がひろがっているでしょうか。
街中の飲食店、
テイクアウトにシフトされたお店も増えて、
いまを乗りきる手段の模索に一生懸命、
守り抜くもののために耐えておられます。
そのなかには、
知り合いのお店もありますので
なにかできることで協力をと思っております。
さて、
お寺のほうも静かなものです、
お墓参りの方を少し見かけるだけ、
参道をつつみこんでくれております
大クスも自由に新芽をひろげて、
とても楽しそうに、
鳥たちの休憩所となっております。
全国の観光地が寂しくなっているようですが、
昔昔のまた昔、
静かに佇む
その本来の風景が帰ってきたということでしょうか。
そう思うと、
あらためて
『お寺っていいじゃん』
と感じる私です。
人のざわつきもなく、
ただその場所と一体になれる心地よさ。
大きなお風呂に
つかっているような感覚で、
心…ホッとな時間を過ごせるなんて恵まれている私です。
カラダを動かしたいと思ったら参道を散歩、
適度な勾配もあって人との接触も無し。
ネットで
『和尚さんの一日』
というキーワードで検索してみますと、
朝から晩まで
お寺で過ごすことが多いと書かれております。
だれが来られても対応、
お接待ができるように留守番が一番の仕事と。
まあ、
ここにひとり…
それから
めっちゃ外れた和尚がおりますが、
【みんなちがってみんないい】
またこうして、
お寺を抜けだしてカウンターに座っている、
やっぱり私なのです…和尚のひとりごとでした。
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