和尚のひとりごと “ああ、和尚らしい迎え方だな”
令和二年もお正月の三が日が過ぎて、
一月四日。
年末年始のお休みと
お正月気分も終わりに近づいてきましたが、
まだまだ
街のなかは新春の風が吹いている地元の街です。
西光寺も三が日、
いろいろなみなさまがご縁を求めて
お参りに訪れておられました。
お若い人たち、
ご家族連れ、
楽しそうにお二人で、
いろいろな時間を
いろいろな過ごし方でお正月気分満載の境内でした。
もちろん、
周辺の有名な観光地、
寺院、神社、
人の波が押し寄せる場所と比べたら
とてもちっちゃいですが、
人数が少ないからこそゆっくりとお参りができて、
仏さまと向き合い、
心の思いを伝えることができる。
その良さなら負けません、
と思う私です。
大きなことは大きなところにまかせて、
小さいところは小さいところなりに
よりどころになればいい。
静かさを求めて来られる方々もおられるだろう、
人混みが苦手な方々もおられるだろう、
そんな…
みなさまのためにあるのが西光寺だと思っている和尚なのです。
そして、
決まった人たち、
お墓とご縁がある人たちだけが訪れる寺院より、
ちょうど騒がしくない
観光寺との中間的存在でありたいと思う私です。
それが西光寺らしさかなと…。
有縁無縁の方々のよりどころ。
ここを知ってまた足をはこぶ。
なんてありがたいことでしょうか。
身近な存在として寄りそう聖域。
悩みを抱える人たちにとって、
やっぱりこんな場所が必要なのですよね。
開放の意味が…そこにはあります。
どうぞ、
いらっしゃいませ、
ここに来たならゆるりとどうぞ、
あなたらしく…ああ、和尚らしい迎え方だな…和尚のひとりごとでした。
コメント
和尚のひとりごと “ああ、和尚らしい迎え方だな”のご感想やコメントをお寄せください。