西光寺のブログ

上陸前の警戒通り、

大きな、

そしてとても甚大な被害と爪痕を残した台風十九号。

西光寺があります磐田市も、

その進路方向の太平洋沿岸の街になりますが、

大きな被害は幸いにもありませんでした。

三連休の数日間、

ときおり境内を吹きつける強風、

長い時間を継続して吹いた

昨年の台風の様子を思い浮かべてみると、

暴風域のなかにはいっていた時間、

長い時間吹き続けることに

多少のちがいがあったのかもしれません。

しかし、

台風が通り過ぎた関東から東の街では、

河川が氾濫、

決壊がもたらす

水の恐ろしさを見せつけられることになりました。

尊い命も奪われて、

たくさんの方々が犠牲となりました。

私たちに、

生きる恵みを与えてくれる自然がいったん牙をむけば、

いかに

人の力が小さいものかと思ってしまいます。

また、

この連休にいろいろな予定をされていた方々も

たくさんおられることでしょう。

無事に済まされた人、

今回は諦めてジッとされていた人、

いろいろな立場があったと思いますが、

このひとりごとを覗いていただいていることが無事の証、

安心している私です。

さて、

台風の被害に落ちこみ、

悲しみにつつまれている日本列島に

元気を与えてくれたラグビー日本代表。

ワールドカップにおける悲願でありましたベストエイト、

見事！予選グループトップで通過されました。

夕べは、

いろいろな場所で気持ちがひとつとなり応援と声援、

私たちに明るい勇気を贈りとどけてくれました。

国と国との戦い、

最後まであきらめない姿と

敗れたあとのノーサイドの精神で

互いを称えあうスポーツマンシップは、

あらためて世界の人たちに感動を伝え、

忘れがちな人と人とのつながりと謙虚さ、

互いをわかり合える心の温かさを、

そのプレーが教えてくれます。

もうしばらくアジアで初、

日本開催のラグビーワールドカップは続きますが、

私たちの心の記憶に残る大会になると思います。

この感動のバトンを

来年の東京オリンピック２０２０につなげて、

今回、

代表国からお越しになっておられます

ラグビーのサポーターのみなさまから絶賛されております、

日本人らしい

“美しいおもてなしの心”

でひき続き、

オリンピックでも世界のお客さまをお迎えいたしましょう。

浜松市内のお店で出会った、

ラグビーワールドカップ出場国、

フランス代表チームを応援するため

日本を訪れておられますフラン人サポーターのみなさま。

出会ったのもなにかのご縁、

私のおもてなしは、

お店のメニューから日本のワインを一本…プレゼント。

そして…

『いっしょに飲みましょう』

と誘ってくださいましたので、

フランスと日本の両国、

そのワインで国際交流の乾杯！です…和尚のひとりごとでした。