和尚のひとりごと “熱い季節は…まだまだ続きます”
いろいろな思い出を胸に、
夏休みを終えた地元の小学生たち。
始業式を迎えて早い下校です。
空を見あげれば高く雲は流れ、
お日さまは、
まだまだ主役の座は譲らないと
残暑の輝きを大地へととどけております。
少し湿度があるでしょうか、
温度計の数字より
余計に暑さを感じる今日の日中です。
いつまで続くのでしょうか、
この暑さ。
さて、
この街に住んで…三十六年、
故郷滋賀県で過ごした年数をとっくに越えて、
しっかり静岡の四季に染まっている私です。
冬になって帰省すると
滋賀県の冷えこみがキツく、
そこに住んでいたときは、
あたりまえのように過ごしていた気温にも体感は悲鳴を。
いかに温暖な静岡県に
カラダも馴染んでいるのかよくわかったものでした。
もう、
いまはお正月だからと
故郷に帰省することは無くなりましたが、
一年に数回の雪景色を思いだしては、
心に聞こえてきそうな
母なる琵琶湖の波音に耳を澄ませている私です。
温暖な静岡県、
私の故郷ではあたりまえだった教室のストーブ。
クラスの当番は朝一番に登校、
教室のストーブへ灯油をはこび点火する、
そんな小中学校の時代が懐かしく、
また冬であろうと、
ここ磐田市の学校には各教室にストーブなど無いということも、
静岡県に住んではじめて知ったことでした。
季節をいまにもどしますと、
煌めく琵琶湖の水やプールの波。
たまに滋賀県の様子がテレビで流れますと、
懐かしく、
そして見慣れた街並みに
あの時代へともどっている私です。
みなさまの故郷は、
お変わりありませんか?
故郷でなくても思いだす子ども時代、
その場面に登場する街や景色は何処でしょうか。
街の発展とともに失われつつある日本の原風景ですが、
まだ、
その原風景をリアルに楽しみ存在していた私を、
とてもいい時代を生きていたなと感じています。
歩道を急ぐ小学生、
友だちと楽しそうに帰るこの景色。
この子たちが大人になったとき、
どんな景色へと変わっているでしょう。
故郷に残る景色の点と点、
年齢を重ねても、
あの頃と現代の景色を線で結べるような、
心豊かで想像力ある大人になってほしいものです。
みんな、
これからがはじまりです。
さて、
わが家の末っ子、
高校三年生の娘。
夏休みも最終日、
いよいよ大学進学チャレンジです。
この夏も自ら進んで塾にも通い、
部屋では机に向かっております。
人と話すことが苦手な性格ではありますが、
今日、
私のところへやって来て、
高校に提出する書類を差しだしました。
書類には第一志望の大学名、
受験理由が書かれておりました。
自らが決めた大学、
捺印を押し、
『自分が決めたことだから頑張りなさい』
と伝えて渡しました。
娘の熱い季節は…まだまだ続きます…和尚のひとりごとでした。
コメント
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あんずさん、
いつもコメントありがとうございます。思い出は、
心に残り、
そして
またあの頃に帰りたくなる。大切な人の成長とともに、
その瞬間の出来事は…
やっぱり大切な宝物なのですよね。
私にとって…。和尚
和尚さまの
ひとりごと
心がほっこりします。
私は故郷を離れハーフ&ハーフぐらいです。
以前に息子に
幼少時代から
バブル時代の思い出を何度か話をしました。息子は昔話を聞いているようで笑いながら聞いておりました。
和尚さまと同じく思いました。どんな思い出が残るだろう 懐かしく思うだろうと??
平和で幸せな世の中であって欲しいと。
親の立場で
受験生を見守ってきました。
お守りは私の手作りお守りを持たせました。
合格発表日は高校におり
校内携帯使用禁止ですが
LINEで合格画像と合格した
メッセージがきました。
私は、『おめでとう』お昼はゆっくりお弁当食べてね。と・・前日からほとんど食べずでした。
今もその画像は保存しております。
受験の夏の親心を思い出した夏の終わりとなりました。
ご住職さま ひとりごとにて
思い出に触れる事ができました。ありがとうございます。