和尚のひとりごと “パワースポットのパワーに背中をおしてもらいながら”
激しい雨が通りすぎたあとは、
一転、
夏空となりました。
風はなびき、
境内では、
心地よくカラダをつつみこんでくれます。
そんな季節的に一番良い時節、
見学の人たちがたくさん訪れてくださいました。
昨年につづいて、
今年も地元の専門学校の生徒さんたち。
そして、
同じ時間に重なって地元の小学生のみなさん。
にぎやかなひとときのなか、
ご縁を結んでいただきました。
真剣に学ぶ子どもたち、
楽しそうな
グループによる行動のその姿に若さを感じていた私です。
でも、
そのなかで少し気になることがありました。
専門学校のみなさんは、
各グループに分かれての行動なのですが、
各グループには,
リーダーがおられて、
与えられたメッセージによって、
名所旧跡を見学しながらおまわりなのですが、
そのなかで、
どう見てもひとりぼっち状態のお嬢さんがおられました。
リーダー役なのか、
私に…
『お寺の説明が書かれたものはどこにありますか?』
と尋ねられました。
人数分パンフレットをお渡ししましたが、
配布されたあとからはひとり。
中学校を卒業して専門学校に…高校生の年代ですね。
グループにも入れずほんとひとりっきりでした。
内向的な感じで、
でも精一杯、
その役をこなしている姿に、
私の末っ子、
同じように
なかなか仲間と馴染めないところがあるその姿と重なって、
なんだか涙が出そうになりました。
どうして、
もっと声をかけてあげないの、
ひとりぼっちで行動しているやないの。
気のあった人だけでかたまって、
気がつかないのか…と思ったりして。
でも、
きっとわかってくださる友だちや、
無二の出会いがあります…
専門学校での時間になることを…私は信じております。
そのあとのこと、
用事で出かけましたなら歩道を歩く彼女とすれ違いました。
その様子は、
グループの人たちに加わって歩いておられました。
選んだ道です、
技術や技をその手にそなえて、
数年後社会へと羽ばたいてください。
パワースポットのパワーに背中をおしてもらいながら…和尚のひとりごとでした。
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