和尚のひとりごと “心の傘をさしながらね”
平成三十一年四月三十日、
あと一時間少しで平成の時代が終わります。
みなさまにとりましても、
この三十一年間、
いろいろな物語がくり広げられたことでしょう。
そのひとつひとつが歴史となり、
みなさまの生きてきた証となります。
そして、
その歴史があって新しい令和の時代を迎え、
またひとつ物語をしたためていくことでしょう。
世のなかは、
二度目の大晦日を迎えるように、
お祝いのムードであふれております。
どうか、
今夜の笑顔が
ずっとつづいていく日本でありますように、
そして、
住みやすく安らぎにつつまれた国でありますようにと、
心から願っております。
人に歴史ありです、
語る必要はありませんが、
その心にしっかりと刻み、
「私」
という心とともに
健やかに過ごしてほしいと思います。
今日が曇りでも、
明日が雨でも、
明後日になればお日さまが昇る。
人生も同じです。
上を向いて空を見あげましょう。
あなたの心のなかにある
「明日」という言葉を相棒として、
令和の道を歩んでいきましょう。
時々心の雨が降りはじめたなら、
心の傘をさしながらね…和尚のひとりごとでした。
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