和尚のひとりごと “咲きほこる花に我が身を映して”
三月もいよいよ終わりに向かってカウントダウン、
今週末を過ぎると新しい春、
新たなスタートの季節が訪れます。
今日、
用事のため
地元の市役所に足をはこびましたが、
転入転出の方々が多いのでしょうか。
いつになく人の姿が多い市民課受付です。
大学時代から
そのままその地域に残って故郷にはもどらない。
仕事もそこで求めて帰ってこない。
それがあたりまえの時代だからこそ、
地元の若者の減少につながっているのでしょうか。
夢や思い、
目指す志は、
故郷ではなく遠くの地にあり、
精一杯生きていく。
将来の道は自らが信じた方向へと、
そして、
父と母はその背中を見送り、
生涯の応援団となる。
それが親子というものだと信じたい私です。
という我が娘も大学の後、
関東に夢を求めて帰ってこない…この新しい春です。
さて、
ちらほらと桜の花も開花してまいりました。
満開にはもう数日かかるでしょうが、
美しい景色を求めてたくさんの人々が移動する季節、
咲きほこる花に我が身を映して、
心も美しく
咲きほこるひとときになればいいなと思う私です。
春夏秋冬、
一年の月日をかけて
その日のために花を咲かせる自然の美しさ。
だからこそ、
そこに学ぶこともあると思います。
ひとつでもいいから春のひととき、
目の前の花々になにかを感じてあげてくだされば、
花々にも存在の意義が生まれます。
たくさんの人々に集まってもらい、
見あげてもらい、
そして
笑顔で眺めてもらえる…自然の花々はたいした存在です。
そして、
今日この時も生きている姿に『ありがとう』と、
その存在に感謝する私です。
もちろん、
花があろうとなかろうと、
その存在の尊さは人と変わらないのです。
そうです、
木々も地球上に生きている仲間たち、
命をつなげて進化してきた存在なのですから…和尚のひとりごとでした。
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