和尚のひとりごと “明日に生かせる昨日の生き方をね”
十二月にはいってもう半分が過ぎようとしております。
暖冬の空気から冬らしい景色へと、
一週間の間に変化、
街中を歩いている姿もすっかり冬の装いとなりました。
みなさまがお住まいの街は如何でしょうか。
冬の風たちが自由に通りすぎていく時が進んでいるでしょうかね。
さて、
昨日は、
今年を表す漢字が発表されました。
大多数の予想通り、
『災』
となりました。
地震、台風、豪雨と、
今年…日本列島を襲った
数々の自然の脅威がその傷跡を残していきました。
自然が相手のこと、
二度とこのようなことがおこりませんようにと願っても、
人間の力にも限界があり、
結局は受けいれジッと過ぎ去るのを待つしかない私たちです。
せめて、
その危険から身を守る手段と方法、
常日頃からイメージしながら生きることを教えてくれているのも、
その自然界かもしれません。
投票で選ばれたのは災ではありますが、
人それぞれ、
この一年にいろいろな出来事があったはずです。
みなさん、
個人的な漢字一文字はなんですか?
今年を表すあなた自身の漢字、
それが良いものか悪いものか、
周りの人たちにはわかりませんが、
共通して言えることは、
来年は今年以上に息災に過ごせますように…ではないでしょうか。
私としては、
息子として父親との永遠の別れがありましたから…
表すなら
『別』
の漢字でしょうか。
別れにも…永遠の別れもあれば、
新たな出会いのための別れもあります。
父親とは、
もう会うことも話すこともできませんが、
その別れがまた一歩先に
私を導いてくれる光になればいいなと思います。
その光を仏さまの知恵と思う私です。
みなさんにも、
ご縁がありますたくさんの仏さまがおられます。
そのたくさんの仏さまが照らす灯りをしっかり受けとめて、
あなたらしい
生き方を歩める人生の道を進んでほしいものです。
過去・現在・未来…
立ち止まるたびに後悔ではなく、
我が道を振り返ったとき、
やっぱり…
明日に生かせる昨日の生き方をね。
あなたの生き方…応援していますよ、私は…。
さてさて、
本日は来年のご法事一覧、書きあげました。
一日一日、来年の足音が聞こえてきます…和尚のひとりごとでした。
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