和尚のひとりごと “和尚さまたちのお役目は…とても大きいのです”
八月のお盆にはいり、
今年も順調にお参りが続いております。
暑さだけを除けば、
事故も無く無事に一日一日が過ぎております。
使用している軽自動車は、
年期がはいっている走行距離十七万キロ、
私の十年以上の相棒です。
それだけに
故障がたまにで、
いまは、
エアコンがまったく効かない室内です。
スイッチオン…熱風が出てくるエアコンの吹き出し口。
もちろん、
窓を開けて走っております。
サウナのなかにはいって移動している感覚。
でも、
自然の風が心地いいときもあります。
昔なら、
これがあたりまえ。
冷房など無かったですからね。
そう思うと、
先人のみなさまに尊敬の心が芽生えてまいります。
自動車以外の日は、
自転車か徒歩。
日中の日射しが容赦なく降りそそいで来るなか、
熱せられたアスファルトの上を進んで一軒一軒。
平均八時間のスケジュール。
時々すれ違う地元の和尚さまも、
昔ながらの帽子をかぶって暑さ対策。
熱中症で倒れること無くお経に励まれています。
さすが、
修行されているみなさまはどこか違うのでしょうか。
お盆のお経の途中で倒れて亡くなった…
そんなニュースは聞こえてきません。
私が行かなければ供養はできない、
暑さに負けない精神ひとつで勤められている…この時期の和尚さまたち。
日本全国、
たくさんの数え切れないほどのお坊さまたちが
お経に歩いておられます。
その姿を天より見て、
安心して帰って来られるご先祖さま。
和尚さまたちのお役目は…とても大きいのです。
と、
涼しい場所で
これをしたためている私です…和尚のひとりごとでした。
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