西光寺のブログ

四月もまもなく終わろうとしています。

そして、

平日をはさんだ長い連休も前半が終わって、

後半に向けての火曜日がまもなく訪れます。

今日も、

ご縁を結んでくださった方々が、

お寺に足をはこんでいただいて、

ありがたい一日でした。

人数的には多くはないのですが、

このお寺と無縁の方が来てくださる嬉しさは、

来てもらえなかったそのときを知っているだけに、

よくわかるのです。

私が西光寺に来た頃は、

お地蔵さまの信者さまはおられましたが、

これほど、

初めてのみなさまが訪れてくださるような

お寺ではありませんでしたから。

それだけで、

いまの西光寺がとてもありがたく思います。

少し少し、

パワースポットという聖域へとお寺のイメージを変えて、

訪れてくださる人たちに私から声をかけたり、

気配りしたり、

まわりに

ここの良さを広げてきたことが、

やっぱり正解だったのかなと思います。

そして、

無理にそうしてきたわけではなくて、

私の性格がそれを望んでいたのかもしれません、

そのすべてが楽しくできていたのですから。

いまもそれは変わりません。

やっぱり、

人が好きなんでしょうね。

人は人とともに成長し、

あるときは成長の導き、

きっかけを授かるもの。

だから…人が好き。

こんな私ですから、

目立つ目立たない関係なく、

人のために汗を流すことも喜びとなっているのでしょう。

そのひとつである

第十八回

“磐田大祭り　遠州大名行列”も快晴のもと無事に終わりました。

お日さまの光照らす暑さのなか、

体調を崩される人もなく、

百名を越えるみなさまが、

最後まで歩いてくださいました。

日頃から顔なじみの地元の小学校、

中学校の校長先生方も侍に扮しての堂々とした姿。

そのすべてにおいて、

総監督、脚本担当、そして行列指導者代表としてホッとしております。

十年近くのボランティア活動、

行列にたずさわって七年くらいになるでしょうか。

そして、

毎回、

テーマにあわせてくり広げられます

時代劇のシナリオを作って六年ほど。

よく、

それだけの物語のイメージとアイデア、

台詞が湧いてきたものです。

それも

喜んでくださる人たちがおられるからなんでしょうね。

私が楽しいと思えなければ、

まわりの人も楽しくは思わないだろうと、

そんな気持ちを持ちつづけて

毎回書きあげた時代劇のシナリオでしたから。

担当のそのすべて、

最後まで終えて、

本番当日の平成三十年四月二十八日土曜日、

満たされていた私です。

大名行列を終えて、

片付けをしているとき、

つぎのリーダーにまかせたいと思い、

あえて仕事をふったり、

人前での話の機会を与えたり、

私の仕切り方の背中を見せてきた彼が、

私の隣に座って、

「下村さんは凄いです、

あんなにたくさんの人、百名を越える人たちの練習を上手にまとめて」と。

嬉しかったですね、

そう思ってくれていると知って。

本番前日の金曜日、

最後の練習の時は、

彼に仕切り役をまかせて私は別の用事で遅れたのですが、

会場でお目にかかった

大名行列に参加の村松磐田市教育長さんが、

「さすが下村さん、たくさんの人の前で、彼はしっかりと仕切ってましたよ、

練習の時、

下村さんがどんな風にまとめて仕切っているか…その姿を見せておられるから」

と話してくださいました。

着実に、そして確実に、

あとをまかせられるひとりを育てた今回でもありました。

これを最後にあらたな目標に燃えておりますので、

やり終えた充実感の心地よさにつつまれることができました。

あと残されておりますのは、

今回もいっしょに汗を流してきた数ヶ月、

私を支えてくれた大名行列担当のスタッフ陣、

その彼を合わせた仲間たちとの打ち上げです。

きっと、

美味しいお酒が飲めるのではないでしょうか。

そして、

また彼らが必要なんだと声がかかるときがやってきます。

彼らが作りあげる…

第十九回磐田大祭り『遠州大名行列』の支度が動きだすでしょう。

一堂に会して…またはじまったかと言いながらも、

確実に進めていく彼らであることを、

私は信じております。

第十八回目の遠州大名行列、

私にとって…とても『イイネ！』の一日でした…

意味のあった『イイネ！』の一日として…和尚のひとりごとでした。