和尚のひとりごと “ひとりごとのひとりごと”
春休みもあと少し、
この街の子どもたち、生徒たち、学生たちも、
残りの時間、
目一杯楽しんでいるでしょうか。
新しい時間が動きだすとき、
もう桜の花も風に舞う姿を見せていることでしょう。
わが家の末っ子も高校二年生に。
将来のことを考えてどんな道を選び、
この一年を歩いて行くのか。
本人に任せたいと思っております。
自分で考え、自分で行動する、そしてそれは自分の力で。
そんな生きる力を育む一年間であってほしいと願います。
親だからといって
すべてにおいて
言うことをきかせることは良くないと思っているからです。
失敗したら失敗したで学べばいい。
それでとんでもない苦労を背負っても、
自らの行動で招いたことであるなら、
本人の責任において対処、乗り越えていけばいいです。
もう一人の人間として、
大人になろうとしている直前の人として、
他人さまに迷惑をかけることがないなら、
大いに冒険すればいいと思います。
これは、
親として放任ではなく、
本人が通らなければならない道だと思うからです。
指示されないと動けない、立ち止まっている、
そんなことでは,
社会のなかを生きる喜びなど生まれないからです。
苦労と壁にぶつかる人生、
それはまた背中をおしてくれる原動力でもあるのです。
思いっきり悩めばいいし、
解決できなければ、
解決できる知恵と勇気を授けてくれる誰かがいます。
先ずは自分自身でやってみよう、
そして、
そこには『生きる』という言葉があることを学んでみよう。
それを理解して乗り越えていくことができたとき…
子離れを迎えるのが私たち親世代だと、
個人的には思っている私なのです。
娘よ、勉強も大事だけどとにかく高校生活を楽しむことだ!
帰らぬ時間をどう生きるのか、
答えをさがしながら明日も生きてくれ。
さてさてたまには、
こんなひとりごとのひとりごとをしたためておいても…
いいと思う私なのです。
いつものスタバにふりそそぐ春の西日が暖かい…和尚のひとりごとでした。
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