和尚のひとりごと ”異端児”
数週間前のことを思いますと、
日の入りの時間もゆっくりとなってまいりました。
寒さは残りますが、半月ちょっともすれば立春、旧暦の春を迎えます。
もうしばらくの辛抱、
せめて心の中くらいは春のようなポカポカ気分で過ごしたいものです。
さて、今日は静かな境内です。
縁結びのお参りに訪れるお嬢さんの姿も拝見いたしましたが、
人がたくさん押しよせる観光寺院とはちがって、
地方寺院の静かさ、これもお寺にとっては良さのひとつでしょうか。
普段は、和尚さんに見えない姿で過ごしておりますので、
始めてお目にかかる人にとっては、
ありがたみがないかもしれませんね。
夕べも、和尚さんを特集されたテレビ番組が放送されておりましたが、
出演されておられたみなさまは、着物が似合うご立派な方ばかり、
徳を積まれた様子が伝わってまいりました。
私などは異端児とよぶにふさわしい和尚ですから、
みなさまの足元にも及ばない存在、
小さな小さな徳で生きております。
返していうならそれが私の良さでしょうか。
そう自分に言い聞かせながら早朝の参道、歩く私です…和尚のひとりごとでした。
https://www.facebook.com/hisashi.shimomura.12?fref=photo
コメント
和尚のひとりごと ”異端児”のご感想やコメントをお寄せください。