和尚のひとりごと “いつもが好きな私です”
この時期、
世の中は輝く街並みで煌めいた夜を着飾っております。
車で走っておりますと、
もうこれも季節の風物詩となりますか、
サンタさんの格好でピザ屋さんがバイクを走らせております。
そういえば、
わが家の長女が大学の時、
やはりお寺さまのお嬢さんとゼミが同じで、
彼女に
お寺の過ごし方のちがいに驚かれたと話したことがあります。
そのお嬢さんのお寺さまは、
しっかり仏教の教えを守って過ごされているようで、
お寺さまの鏡のようなものです。
本当のところ実際にはわかりませんが、
娘の話からそんなお寺を想像をしたことを思い出されます。
彼女がうちの娘から聞かされて驚いたというのが、
『うちには、サンタさんがピザを配達にくるよ』
という言葉に、
『え、お寺にサンタ?』
と驚かれたそうです。
わが家は、
みなさまにはご承知のとおり、
私が普段からちょっとちがう和尚ですから、
十二月二十四日、二十五日、
ぜんぜん平気でピザの配達をお願いしてました。
まあ、
夜の配達で奥まったお寺ですから
サンタの配達は周辺にもわからなかったと思います。
…ということにしておきましょう。
そんな様子もいまも変わらず、
注文の品をお届けするため、
今日もサンタさんはバイクを走らせているのです。
とにかく
右を見ても左を見てもカラフルな飾り、
そして照明も工夫され、
ワクワクする人たちが足を急がせる風景であります。
でも、
そんな雰囲気も二十六日になれば一気にお正月モード、
クリスマスの調べからお正月の調べにと、
店内の飾りもバトンタッチ、
いよいよ
せわしなく時間が過ぎていく
残りのカウントダウンがはじまります。
さて、
残り十日間にして
今年の私はなにを残して時を刻んできたのか、
なかなか思い浮かばないところをみると、
いつもの通り
普通に通り過ぎてきたということですね。
そんな
いつもの通りの生き方が大好きな私です。
さて、
ジムの帰り道、
コーヒーを飲みながらこのブログも書き終わりました、
これもまた
いつもの通りの私なのです。
だからいつもが好きです…和尚のひとりごとでした。
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