和尚のひとりごと “恥ずかしながら久しぶりの投稿”
とても
お久しぶりのひとりごとですね。
時というか、
月日というか、
あっという間に一ヶ月の単位が去って、
もう、
このあたりも
七月のお盆が過ぎてしまいました。
梅雨らしい梅雨空も少なく、
毎日雨が続く日も無く、
暑さ厳しい夏の模様へと変わっていきました。
このあたりは、
七月のお盆と八月のお盆の両方があり、
それぞれの月に該当するというか、
その地域にお住まいのみなさまを訪ねて、
ご先祖供養を
勤めさせていただいております。
その始まりである七月のお経を終えて、
いよいよ地元のお盆、
八月盆を迎えることになります。
七月と同様に
一日から十五日まで家々をまわらせていただいて、
ご仏壇の前にて
お経を称えさせていただきます。
一日あたりの軒数が多い日は、
二十数軒を朝早くから夕方まで
時間をかけてまわり、
身体に汗流れる太陽の下、
自転車等でアスファルトの路地を走るのが
いつもの形です。
これは、
私だけではなく、
日本の各地にありますお寺の和尚さまも同じ、
暑さに負けぬと、
お盆で帰ってこられますご先祖さまのために
盛夏のなか家々をご供養されながら、
厳しい夏の修行を積まれます。
インドで始まったお盆の考えが、
ちょうど
日本では暑さ厳しい夏の頃と重なり、
バイクで颯爽と走り行く
和尚さまの袈裟姿が風物詩になっております。
さてさて、
その風物詩の一人として私も、
来月…その季節の景色になりましょう。
雑学ではありますが、
ここ遠州地方は
特に初盆の仏さまをお迎えするとき、
電飾きらびやかな祭壇を飾って
お迎えになります。
そして、
故人またはご家族の知人、友人、
そして
地域のみなさまが大勢、
三日間にわたるお盆の期間中、
その祭壇前へとお参りに訪れて来られるのです。
これを盆義理(ぼんぎり)…といい、
お盆にも義理をたてる風習があります。
もちろん服装は黒色の喪服、
街中に黒い服があふれる
十三日から十五日の三日間となります。
七月のお盆もその迎え方、
義理をたてることに
変わりない遠州の風習なのです…和尚のひとりごとでした。
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