和尚のひとりごと “時に追われていた私…これからも”
今年も四月に入り一週間、
町のあちらこちらでは入園、入学式が
執りおこなわれております。
真新しい洋服とカバンにつつまれて、
新しい門出の一歩を歩き出したその姿が
とても清々しく見えております。
桜の花も今年は遅咲き、
ちょうど
この時期に合わせるかのように
咲き始めております。
昨年の今頃は
散る花びらが風に舞い、
足下で戯れておりましたが、
この四月は桜の本番もこれから、
お花見の人々も待ち遠しい日々でしょう。
私にとってもこの三月、四月は
故郷の往復、
年老いた両親の見舞いと用事で
数回くり返した日々でした。
入院から施設へと、
父親と母親が
それぞれの生活をはじめたということで、
その段取りと対応に追われた時間でした。
一人ではおいておけない、
二人でも身体の負担が多すぎる、
しばらく
別々の施設や場所で
様子を見ることになっております。
二人とも九十歳近く、
これが普通かもしれません。
とにかく
残された時間を孝行と行動で
つき合っていきたいと思う私です。
さて、
今年も磐田市では
大きなイベントであります
『第十七回 磐田大祭り 遠州大名行列・舞車』
が四月二十九日の土曜日に開催されます。
今回もボランティアとして、
大名行列の責任者をつとめさせていただいております。
毎回、
旧見付宿に繰り広げられます時代絵巻、
総勢100名を越える行列への参加者と迫力、
そして外国の方々の参加と、
いよいよ国際色豊かなイベントとして
成長してまいりました。
昨年にひきつづき、
今回も私が大名行列の指導に合わせて、
当日演じられます物語のシナリオ、
台詞、中央舞台の演出、大名行列に関わります…
すべての総監督をつとめさせていただいております。
なかなか
頭の中には歴史絵巻のストーリーが浮かんで来ませんが、
私ながらに
作りあげたいと思います。
みなさま、
ぜひ当日は
見附宿でお目にかかりたいと思いますので、
走りまわっている和尚をさがして見て下さいませ。
大名行列の出立はお昼ちょうど、
ここ西光寺からスタートして三時間の行列風景に、
ぜひとも足をおはこびくださいませ…和尚のひとりごとでした。
コメント
和尚のひとりごと “時に追われていた私…これからも”のご感想やコメントをお寄せください。