和尚のひとりごと ”残したい風景”
12月30日を迎えました。
朝からお客さまが暮れのご挨拶にお見えです。
みなさま一年の無事を感謝し、
ご先祖さまにお参りです。
西光寺では、
毎年、今日がお供え用のお餅を準備する日、
機械ではありますがつかせていただきます。
できあがったお餅は、
ご本尊さまをはじめ、
堂内の仏さまに供えさせていただきます。
この風習もどこまでできるでしょうか。
お手伝いの方も年々お年を召して、
近い将来、
業者さまにお願いして
揃えてもらう日も
近いのではないかなと思います。
昔でしたら臼でついたでしょうが、
いまはそんなに人寄りもありません。
大勢のみなさまが集まってお餅つきの風習も、
限られた場所や地方に残るだけでしょうか。
それも時代の流れではありますが、
人と人とのふれあい、交流の場があちらこちら、
季節に合わせて行われていたことは、
忘れてはいけませんね。
それもまた良き日本の原風景、
残したい風景そのものだと思います。
みなさまの周りで、
まだこの風習や環境が整っておられたり、
ご自宅で続けておられる方がおられましたなら、
大切になさって下さいませ…和尚のひとりごとでした。
南無阿弥陀仏 合掌
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