和尚のひとりごと “心の埃を洗い流してみませんか”
八月もちょうど一週間が過ぎました。
連日、夏日、猛暑の報道に本格的な夏を感じるこの頃です。
まもなく日本列島もお盆休みの大移動、
故郷への帰省が始まることでしょう。
ここ西光寺でもお盆のお経と支度を徐々にすすめておりますが、
今日は一年に一度のお盆を迎えるにあたって、
お寺の境内、墓地、本堂の掃除をおこないました。
お寺とご縁がありますみなさまが早朝よりお集まり、
奉仕の精神できれいにしていただきました。
ちょうど青空に浮かぶ雲がお日さまの日射しをさえぎり、
例年になく動きやすい日、
おかげさまで和気藹々といい時間となりました。
こうして、
仏さまのまわりを掃除して清浄にするということは、
わが身の心にたまった心の塵を消し去り、
心も目の前の景色も美しくなれるといわれております。
心を清浄に保つことは、
日々の生活にも大切な
生きる力の要素であると思います。
そして、
なにも清掃のみが心の清浄を導くものではなく、
あなたができる方法がきっとあると思います。
お近くのお寺さま、
お宮さまに足をはこんでみるのも如何でしょうか。
参道をすすみ境内の空間に身をまかせゆだねる、
なにをするでもなくただ聖域で過ごしてみる、
そんなひとときでもいいと思います。
「ここいいな、落ちつく」
と思えたなら、
“心を清浄にして下さる、心の埃を洗い流して下さる”
清きシャワーが天から降りそそいでくることでしょう。
もちろん目に見える、
肌に感じるものではありません、
それは心で感じるものです。
殺伐と騒がしい社会ではありますが、
そんな心のシャワーを求める夏の日があっても、
いいかもしれませんね。
寺院、神社、大自然へ…いま出かけてみませんか。
掃除を終えた境内、
白い百合の花が清かな風にゆれていました…和尚のひとりごとでした。
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