西光寺のブログ

昨日、１１月８日の日曜日は、

早朝より降り出した雨が夜までつづき、

お参りされたみなさま、

足元の濡れたなかの日限地蔵尊の大祭でした。

朝早くよりご準備に追われたお寺の役員の方も、

「僕の行いが悪いから雨になってしまった」

と笑顔で話されました。

「今日訪れて下さいますみなさまのために、雨が埃を流し清めてくれているんですよ」

とお答えすると、

「そんな考え方もあるね」

と笑顔で本堂の飾りつけをされておりました。

一年に一度、

西光寺にお祀りされております日限地蔵尊は、

江戸時代初め徳川家康公の孫娘、

源和子（みなもとのまさこ）より賜ったご本人の守り本尊、

以来、

４００年にわたって歴代住職お祭りを受け継いでまいりました。

普段でも霊験あらたかでご利益を授かることで有名なお地蔵さまですが、

この大祭は一年に一度、

３６５日で一番願いが叶う日とされております。

昨日も大祭のご利益を知って、

毎年訪れて下さるみなさまがお参りされておりましたが、

そのなかには、

知らずに訪れた縁結びのお参りのお嬢さんたちが数組、

たまたま訪れたときが大祭だったということで、

今日のお祭りの説明をさせていただきながら、

「きっと今日は、お地蔵さまのいいご縁に恵まれますよ」

とお伝えさせていただきました。

みなさま、

それぞれ笑顔あふれる表情で手をあわせておられました。

昨日、

お目にかかりましたお嬢さんたちに、

「どちらからお越しなんですか？」

と伺うと、

二人でお越しのお嬢さんたちは三重県から、

四人でお越しのお嬢さんたちは名古屋からお見えになりました。

名古屋のお嬢さんは、

一度、お参りされたことがあるそうです。

三重県からお参りされたお嬢さんは、

『ご友人がお参りされたあと、男性との出会いが増えて…』

というお話をご本人から聞いてお参りに訪れて下さいました。

本当にありがたいことです。

大祭の日に参拝、

みなさまにいい出来事があることを心から願っております。

さて、

大祭も無事に終わって片付けの月曜日、

今日も数組のお嬢さんがお参りされておりましたが、

いつものように

「どちらからお越しになられましたか？」

と二人連れのお嬢さんたちに伺うと、

「長野県伊那市からです」

「え、長野県から…！」

思いっきり驚いた私です。

インターネットの検索で

ここに縁結びのパワースポットがあると知って、

先週末からのご旅行の途中、

長野県への帰り道に西光寺を訪れお参りされたそうです。

ちょうど、

地元選出の衆議院議員、

小山展弘君がお参りに訪れてくれましたので、

これもなにかのご縁と思い、

裏庭を眺めている長野県のお嬢さんといっしょに

書院から写真を一枚、

撮らせていただきました。

長野県から縁結びのお参り、

ネットの効果にも驚いた私です。

とてもありがたくて、

長野からのお嬢さんたちには、

お寺にありました三ヶ日ミカンをさし上げました。

「検索が結ぶご縁…時代だなぁ～」…和尚のひとりごとでした。